電子カルテでの新規個別指導の準備とは 新規開業からオールインワンのシステムのDentisを使用しシステム導入コストを削減

電子カルテでの新規個別指導の準備とは 新規開業からオールインワンのシステムのDentisを使用しシステム導入コストを削減

Dentisをご利用している福岡県朝倉郡筑前町のしのくま歯科診療所の井上先生にインタビューを行いました。

課題・ニーズ
  • 開業時からカルテ保管に関するコストをなくしたいと思っていた  
  • 複数システムを導入するコストを抑えたかった
効果
  • 電子カルテにすることでカルテの保存や検索といった保管にかかるコストを削減できた  
  • 複数システム導入する金額より安くオールインワンでシステムを導入できた  
  • 災害時でもデータがなくなるリスクをなくすことができた

ー新規開業でDentisを導入された理由をお伺いできますか

月並みな理由かもしれませんが、まずは「カルテ保管」に関するコストをなくしたかったという点が大きいです。カルテを保管する物理的なスペースというコストもそうですし、カルテが紛失したり混在しないように整理したり、患者さんが来る前にカルテを出しに行く、診療後の処理の終わったカルテを所定の場所に戻すなどの工数も最初からなくしたいと思っていました。私が以前勤めていた所は数万件のカルテがあり、カルテを大きな蔵に毎日出し入れしないといけないような状態でしたので、自分が開業するときはそれをなくしたいと思っていました。ただ、まだ歯科では電子カルテ黎明期であり、開業にあたって今まで使ったことのあるメーカーレセコンにするかは迷ったのですが以下の点でDentisにしようと決めました。

  1. 電子カルテならデータ管理コストが削減できる
  2. スタッフの負担を長い目で見て削減できる
  3. 電子カルテ以外にも予約管理などワンパッケージで利用できるので分析等の観点でも利便性が高い
  4. 複数システム導入するより金銭的コストも安い

データ管理に関しては最初からコストはかけないようにしたかったですし、やはり開業時は今後どうなるかという不安もありますし、金銭的な負担が少ないというのは大きいと思います。周囲に電子カルテを利用している先生はいらっしゃらなかったのですが、長い目で見ても電子カルテになっていくのかなと思っていたので、電子カルテを運用している複数の商品から選定しDentisを導入しました。

ークラウド型かオンプレ型か、という点でDentisはクラウド型ですがクラウドにこだわりはありましたか

クラウドにはこだわりはなかったです。最初はオンプレ型の方が院内のクローズドなネットワークの中で安心かなと思っていた時もあったんです。ですが近くで災害などで院内が水没したとかいう話も聞きましたし、最近だと能登半島の地震などあり、サーバー本体が破損すると全ての資産が飛んでいくリスクがより顕在化してきました。診療復帰も時間がかかりますし、実機を院内に置くこと自体がリスクなのかと考えるようになりました。クラウドであれば端末さえなんとかなればデータは破損しないので万が一の際にも診療復帰はできますね。

あとはやはり場所や端末を選ばないので「あの患者さんの治療計画きちんと記載していたかな」とかふと気になった時にもさっと確認できるのは強みですね。今はDentisで患者登録を行えばレントゲンなどの画像ソフトにも名前などが連携するようにしているのと同時に、撮影した口腔内写真やデンタルやパノラマ画像がDentisからも確認できるようにしています。最初連携を考えた際にはDentisで口腔内写真やデンタルを確認できるような連携はストレージの管理などを考え画像は要らないかもと思っていたのですが、いざ連携するとカルテとともにレントゲンの画像もチェックできるので便利でした。

ー導入当初のDentisと比べて使い勝手はいかがですか

アップデートのスピードが早すぎます(笑)レセコン・カルテだけでなくいろんな機能改修がすごいスピードで入っているので、全体的にかなり使いやすくなってきましたね。個人的には予約画面で衛生士枠+ドクター枠のななめの予約が入ったり、UIの改善によって視認性を上げてくれたりという改修はとても助かりましたね。

ー新規開業ということもあり新規個別指導を経験されたと思います。電子カルテでの新規個別指導について、差し支えなければ具体的にご準備されたことや事前の対策、当日のご対応などお話いただける範囲でお伺いできますか

私は2024年7月に新規個別指導がありました。まず準備という点ですが、診療録に関しては普段の診療からきちんと記録するという点に尽きるのかなと思っています。例えばSOAPをきちんと書くこともそうですし、各処置に利用した薬材等を都度記録しておくという基本的なことを正しく実施しておけば、事前に焦って準備するといったこともないかと思います。これは電子カルテでも電子カルテでなくとも、共通する基本的な事項かと思います。Dentisの設定に関しては、改めてヘルプページをよく確認して、薬剤情報や施設基準を再確認し、院内の掲示物を修正したりしました。

対象の患者様を10名指定されると思いますが、事前準備としてはカルテをきちんと見直したり、通知された書類・印刷物を準備するなどでした。電子カルテですがDentisには印刷機能もありますので、指定された患者だけ印刷して持参しました

1点事前準備しておけばよかったと思うのは、厚生局に電子カルテであるときちんと伝えておけばよかったと思いました。これは地域性等もあると思いますが、私の所属エリアではまだ世の中的にも歯科電子カルテというのが普及し始めた段階であり「歯科で電子カルテがある」ということがまだまだ認知されていない状態でした。

Dentisで印刷される1号用紙・2号用紙は要するにコピーなので電子データ上はちゃんと記載されているのですが、電子カルテですから普段印刷しませんので、印刷するとどう出てくるのかなどはきちんと確認して、印刷仕様と電子カルテの記録については回答できるようにしておいた方がいいと思いました。

その他は指導の内容としては通常通り臨床的な観点や事務的な観点を質問されましたので総じて言えるとしたら「地域によっては歯科はまだ電子カルテがあるということが認識されていない可能性がある」ので「事前の通知」と「新規個別指導前にカルテを印刷仕様の確認」はしておいた方がいいかと思います

ー開業される医院様にクラウド型の電子カルテDentisはお勧めできますか?

お勧めできますね。オールインワンで入っているという点は評価できますし、複数システムを導入するより圧倒的にコストが下がります。開業時はやっぱり金銭的な不安も大きいですから少しでも費用を抑えたいと思うんですね。必要なものは入っていて、電子カルテなのでデータ保管のコストもかからないので開業する先生方にはお勧めしたいと思います。


井上先生ありがとうございました。

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