スマートクリニックの最前線:渡辺歯内デンタルオフィス品川 〜専門治療の価値を「見える化」し、患者との信頼を育む診療体験〜

スマートクリニックの最前線:渡辺歯内デンタルオフィス品川 〜専門治療の価値を「見える化」し、患者との信頼を育む診療体験〜

2026年2月に東京都品川駅前に開業した「渡辺歯内デンタルオフィス品川」。院長を務める渡邉先生は、根管治療の専門医として大学病院の先端歯科診療センターで外来医長および副センター長を務めた経歴を活かし、全国の患者様がアクセスしやすい都心の一等地で「スペースを最小限に抑えたスマートな開業」を実現されました。

本記事では、最初からカルテ棚を作らない「紙を持たない院内構造」や、Web予約からカルテ、レセコン、会計までの一元管理により、アナログな事務作業を最小限に抑え、診療に専念できる環境を形にした舞台裏について、渡邉先生へお伺いしました。

専門性を活かした「ミニマム×超都心」での開業

Q. 開業を決めたきっかけと、品川駅を選んだ理由を教えてください。

大学病院の先端歯科診療センターで外来医長と副センター長を務め、大きな組織の仕組みの中で様々なシステムの改良を重ねてきました。しかしながら、個人の努力だけで診療サービス、効率や稼働率を向上させることに限界があると感じていました。大学病院では多くの外来や分野があり、共通した診療ルールが決まっているため、各分野間の調整と意思統一を行うために、多くの会議での承認を得る必要があり、自分の裁量だけでは仕組みのコントロールに限界があったからです。それならば、組織の制約に縛られず、診療時間を柔軟に確保して患者様へ最適な治療を届けたいと考え、独立を決めました。

開業場所についてですが、私の専門である根管治療は院内に技工スペースが不要で、診療チェアも1〜2台で運用が可能です。広いフロアが必要ないからこそ、スペースを最小限に抑える代わりに、全国の患者様がアクセスしやすい一等地の駅近くに医院を作ろうと考えました。すでに専門医院が飽和しているエリアを避け、駅から徒歩3分以内で複数路線が使える利便性を重視した結果、品川駅前という立地を選択しました。

オープンまで約半年という短い準備期間の中でしたが、限られたスペースでも効率的に回せる院内設計を実現できるよう、工夫を凝らしました。

紙を持たない仕組みが、ミニマムな院内設計を可能にする

Q. 院内設計でこだわった点と、その中でDENTISを選ばれた理由を教えてください。

院内設計で一番こだわったのは、限られたスペースをどれだけ効率的に使えるかというレイアウトです。そのためには、従来の歯科医院では当たり前のように必要とされていた紙のカルテ棚や、書類用の収納スペースをいかに減らせるかが鍵でした。

特に受付周りに大きなカルテ棚を作ることは避けたかったため、ペーパーレス化を前提としたクラウド型の電子カルテが必須条件でした。

数あるシステムの中から『DENTIS』の導入を決めたのは、厚生労働省の電子カルテ3原則を満たす電子カルテを有し、クラウド型であることに加え、Web予約やカルテ、レセコン、会計までがオールインワンで利用できる点が当院の「無駄なスペースを省き、ミニマムに運営する」という設計思想と合致したからです。

<カルテ棚や書類スペースがなくすっきりとした受付>

また、大学病院勤務時代に、電話予約が主流で非効率だと感じていたため、開業にあたってはWeb予約の導入をしたいと考えていました。DENTISを採用したことで、melmoを活用しオープン前から大学関係者や知人の紹介をスムーズに受け入れることができ、非常に良いスタートダッシュを切ることができました。開業準備期間が短い中でも、複数のシステムを個別に連携させる手間がなく、最初から一つにまとまっているDENTISによって準備の手間を大幅に減らせたと感じています。

丁寧な対話と情報共有で、患者様との強い信頼関係を作る

Q. 現在の診療の流れと、アプリ(melmo)の利用率が8割と高い水準を実現している理由を教えてください。

診療の流れは以下の通りです。

  • 予約:Web予約と問診で、事前に情報を確認。
  • 受付: 受付後、個室へ移動しカウンセリングを実施。その際にアプリ(melmo)の案内を行う。
  • 診療: レントゲンやCT、マイクロスコープの撮影データは自動でDENTISファイルに格納。紙の資料もスキャンしてデータをDENTISにアップロードし患者様へ共有
  • 会計・フォロー: 完全キャッシュレスによる会計。会計前後にアプリ(melmo)の紐づけを行い、メッセージ機能を活用してアフターフォローを実施。
カード決済対応 QRコード・タブレット案内

当院では治療内容への理解を深めていただくために、初診時のカウンセリングを特に大切にしています。約20分という長い時間をかけ、一方的な説明ではなく患者様のお悩みにじっくりと耳を傾けることで「ここなら安心だ」という心の繋がりをつくり、その最後にアプリ(melmo)の案内をしています。スマホで予約管理ができたり、レントゲン・CBCT・顕微鏡画像等のデータをスマホの中に保存して「透明性の高い治療」の提供ができること、これによって長期にわたって患者様のメリットになることをお伝えすることで、8割という高い利用率を維持できていると考えています。

また、根管治療は患者様ご自身では見えない「歯の内部」を扱うため、正しく治療されているかが分かりにくく、不安になりやすい分野です。だからこそ当院のような専門的な治療を行うにあたり、治療経過の透明性を高めることは欠かせません。言葉だけの説明ではなく、ご自身の歯の根の中の状態や、治療によってどう変わったかという写真や説明資料などが、自分のスマートフォンに即座に届き、いつでも見返せる環境は患者様にとって大きな安心感に繋がっています。

さらに、DENTIS内に臨床画像ファイルを一元化管理することで、紹介元の歯科医院や希望する患者様への診療情報報告書も効率よく作成でき、適切な情報共有にも役立っています。このようにアプリを通じて治療の透明性と利便性を提供できることが、信頼関係の構築に大きく寄与していると実感しています。

<カウンセリングルームでmelmoアプリを案内をしている様子>

<melmoアプリで治療部位の口腔写真や顕微鏡画像を閲覧できる画面イメージ>

一元管理とキャッシュレスで、診療に集中できる環境をつくる

Q. 実際にDENTISでの運用はいかがですか?スタッフの皆様の反応も教えてください。

まず、一般的な開業準備では、いくつものシステム導入や複雑な連携作業に多くの時間と手間がかかってしまいます。しかしDENTISはオールインワンで一元管理ができるため、面倒な連携作業がほぼなく、スムーズに準備を進めることができました。

実際に運用を開始してからも、スタッフから「操作が直感的で使いやすい」と好評です。当院では同意書などの紙書類も、受け取った瞬間にすべてスキャナーで読み取ってデータ化し、原本をその場で患者様にお返しするか処分する運用を徹底しているのですが、カルテを探したり運んだりするアナログな手間がないため、ミニマムな院内でもスペースを最大限に活かし、全員が目の前の患者様に集中できる環境が作れています。

このように、システムで補える部分をスマートに効率化できたからこそ、スタッフが時間にも心にもゆとりを持って患者様と向き合える環境が生まれています。DENTISによる院内の効率化は、単なる業務削減にとどまらず、結果的に患者様の満足度や体験向上に繋がっていると実感しています。

Q. これから開業を迎える先生方にメッセージをお願いします。

開業を振り返って実感するのは、立ち上げ期の忙しい時期に、予約やカルテ、レセコン、会計が一つにまとまったオールインワンのシステムを選ぶメリットの大きさです。業者間の細かなシステム連携に頭を悩ませる必要がなく、準備期間の負担を軽減できました。

また、DENTISを軸に紙書類を院内に残さない仕組みを作れたことで、カルテ棚のスペースを丸ごと削減でき、坪単価当たりの賃料や内装費の高騰する都心一等地の限られた面積でもミニマムで無駄のない院内設計が叶いました。直感的に操作できるためスタッフの教育コストも低く、初日からミスなくスムーズに運用できたことも、これから開業を迎える先生方に自信を持ってDENTISをおすすめできるポイントです。

Q. 今後の医院様の展望を教えてください。

巨大ターミナル駅の近くという立地もあり、当院には青森、広島、香川県等の遠方から通院される患者様も少なくありません。

今後は、DENTISの機能をさらに活用し、オンライン診療を実施していきたいと考えています。オンラインでの事前相談や経過観察などを組み合わせることで、来院回数を抑えた効率的な治療計画を立て、遠方の患者様の移動負担をさらに軽減していきたいですね。


渡邉院長、ありがとうございました!

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