医療ベンチャーの取り組みから知る、歯科DXの最新トレンド 〜 これからの歯科業界のデジタル活用を考える 〜 【セミナーレポート】

医療ベンチャーの取り組みから知る、歯科DXの最新トレンド 〜 これからの歯科業界のデジタル活用を考える 〜 【セミナーレポート】

2022年06月06日

皆さま、こんにちは。Dentis開発ディレクターの北山です。先日6月2日 (木) に、歯科医師であり株式会社Dental Predictionの代表でもある宇野澤元春氏をお招きして「医療ベンチャーの取り組みから知る、歯科DXの最新トレンド 〜 これからの歯科業界のデジタル活用を考える 〜 」と題して、当社株式会社メドレーのCTOである平山と共に歯科医院のDXについて議論するイベントを開催いたしました。その様子をダイジェストでご紹介します。

セミナー概要

最近盛り上がりを見せてきている「DX (デジタルトランスフォーメーション)」。DXは各種業務のデジタル化の結果として社会的な影響を生み出すことと定義され、各業界のプレイヤーがこぞってDXに取り組んでいますが、その流れは医療業界にも押し寄せてきています。医療業界のDXとはなにか、その中でも歯科医院のDXはどうあるべきか、DXした後の歯科業界の未来はどうなるのか。

ここ数年で歯科医院のDXを支援するベンチャーが立ち上がりつつありますが、本イベントでは、歯科医院のDXを支援するベンチャー2社の取り組みを通じて、歯科医院のDXについて議論をしました。

登壇者紹介

宇野澤 元春 (株式会社Dental Prediction 代表取締役社長、歯科医師・医学博士)
2009年に日本大学松戸歯学部卒業、2011年千葉大学医学部付属病院口腔外科臨床研修医修了、2014年千葉大学大学院医学研究科を修了し、2017年渡米。2019年にニューヨーク大学歯学部(NYUCD)Advanced Program in Implant Dentistry 修了。2020年に株式会社Dental Predictionを設立し、代表取締役社長に就任。3D Printing Model事業を展開し、5G・XR(VR/AR)との連携を推進。

平山 宗介 (株式会社メドレー 取締役CTO)
2005年日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社入社。未踏ソフトウェア創造事業に採択され、グリー株式会社に転職。その後フリーランスなどを経て、株式会社リブセンス入社。CTOとして組織拡大やサービス開発の責任者を務める。2015年より株式会社メドレーに参加。CTOとしてメドレーのプロダクト開発や、新規事業の創出、組織づくりを牽引。

来田 誠 (株式会社メドレー 医療プラットフォーム本部 医師)
京都大学医学部卒業。大阪赤十字病院での初期研修を経て、医療法人養心会 国分病院に勤務。2010年より大和西大寺きょうこころのクリニック院長。2016年1月に新六本木クリニックを開設。専門は産業精神保健で、現在診療と並行し上場企業等7社の産業医を受託し、職場のメンタルヘルス改善に取り組んでいる。


Dental Predection社講演

まずは宇野澤さんからDental Predection社の取り組みについてご紹介いただきました。

まずはDXとは何かということで、DXはヒト、業界を進化させるものであり、DXにはテクノロジーが不可欠である、という説明からはじまりました。そして、歯科医療にはどのようにDXが適用されるのかということで、治療前、治療中、治療後のそれぞれのシーンにおいて、従来のオペレーションとDX後の姿を整理しました。





まずは治療前のステージにおけるDX適用のイメージについて説明しました。治療前のトレーニングやシミュレーションにおける従来の業務の課題を整理した後に、その課題を解決するための、3DモデルやVR/ARなどのテクノロジー活用について実際のデモも交えて説明しました。



続いて治療中のステージについての説明です。治療中のナビゲーションにおける従来の業務をふまえ、MRや3Dガイドなどのテクノロジー活用について実際のデモも交えて説明しました。



最後に治療後のステージについての説明です。治療後のフィードバックにおける従来の業務をふまえ、メタバースの活用について実際のデモも交えて説明しました。



歯科メタバースの未来について、どこにいても世界中の症例・器具を見られて、体験できて、相談できる、カンファレンス・シミュレーション・トレーニング空間の実現を目指します、とお話されていて、とても未来を感じる講演となりました。

メドレー社講演

続いてCTO平山の方から当社の取り組みについて紹介しました。



当社の会社概要と事業概要について説明したのちに、医療業界の現状について整理しました。医療業界は歴史がある業界であるため、社会変化との乖離が大きく、そのためレガシーが発生しているということを話しました。





続いて、医療業界の課題をふまえ、Dentisというプロダクトの紹介と目指す世界について話しました。社会変化と医療業界のギャップを埋めるためにDentisを開発をしている、ワンストップな機能提供を重要視している、という話が特徴的でした。





その後、医療業界DXを更に加速させるには何が必要なのかということを話しました。医療従事者とデジタル化のプロフェッショナルであるエンジニア・デザイナーがコラボレートすることが重要であるとまとめていました。




パネルディスカッション

二人の講演に続いて、当社PdMでもあり医師でもある来田を交えて、3名でのパネルディスカッションを行いました。3つのテーマを設定しそれぞれのテーマについて三人で話し合いました。

・Q1. CEO/CTOになった背景、CEO/CTOとして日々心掛けていることは?
・Q2. 歯科業界が抱えている課題、そしてそれを解決していく上での障壁は?
・Q3. これからどのような歯科業界を作り上げていきたいか?


さいごに

ということで、イベントの様子をダイジェストでご紹介しました。歯科医師、医師、CTOがひとつのテーマについて議論するという珍しい機会となり、イベントは大いに盛り上がりました。参加者からも「歯科業界のことだけでなく医療業界全体のDXについての話がきけて興味深いイベントだった」など多くの感想をいただきました。本セミナーの全ての様子は録画配信をしていますので、興味のある方はお問い合わせいただければと思います。