スタッフと共につくる、診療に集中できる歯科医院体制とは【セミナーレポート】
2022年08月17日
皆さま、こんにちは。Dentis開発ディレクターの山本です。先日8月15日 (月) に、現役の歯科医師であり株式会社clapping handsの代表でもある角祥太郎氏をお招きして「スタッフと共につくる、診療に集中できる歯科医院体制とは 」と題して、イベントを開催いたしました。その様子をダイジェストでご紹介します。
セミナー概要
あらゆる業務に追われる歯科医院の毎日。各種業務のデジタル化に取り組む医療機関が増えている中、現在の業務から置き換えていくことの難しさについてご不安の声も多く聞かれます。スタッフと共につくりあげていく、診療に集中できる歯科医院体制とは…
本イベントでは、角先生にこれまでのご経験をもとに院長先生の想いを具体化するためのメソッドをお話しいただきました。また、後半には角先生のメソッドを活かした情報収集を早速実践していただけるよう、当社の取り組みをDentis事業部 カスタマーサクセスの立花よりご紹介させていただきました。
登壇者紹介
角 祥太郎 (株式会社clapping hands 代表 医療法人社団海星会 歯科医師)
2005年に東京歯科大学を卒業、2009年 東京歯科大学解剖学講座にて博士課程を修了し、2009年より医療法人海星会で勤務。2013年に同法人副理事長・株式会社DENRICHE代表取締役に就任を経て、2017年に株式会社clapping handsを設立。現在は現役の歯科医師として診療をする傍ら、全国の歯科医院でセミナーを実施し、スタッフを巻き込んで自走できる歯科医院の組織づくりを推進している。
立花 茜 (株式会社メドレー Dentis事業部 カスタマーサクセス)
歯科衛生士として都内の歯科医院にて勤務後、歯科医院向けの営業・コンサルを経験。2020年に歯科業務支援システムDentisの立ち上げメンバーとして株式会社メドレーに入社。現在はDentisのカスタマーサクセスを担当し、歯科医院へのシステム導入や活用支援を牽引している。
チームで進める院内体制の構築とは
まずは角先生からチームで進める院内体制の構築というテーマでお話いただきました。セミナーは全国の歯科医院をまわりながら、組織づくりのお手伝いをすることになった経緯について、これまでの角先生の原体験を交えながら紹介することからはじまりました。
まずはDX実現のために重要になるのはXの部分であり、デジタル化の「化」仕組みづくりや現場への落とし込みがポイントになるということを説明しました。仕組みづくりの一例として、これからセミナーで解説する内容について、早速角先生メソッドを活かしながら情報を収集していただけるよう、メモの取り方・情報を自ら収集しに行く方法について紹介しました。
続いて、本セミナーのメインテーマとなる「診療に集中できる歯科医院体制」とは、そもそも何かを考えるために「診療に集中できない」状況はどのようなことかを分析し、3つのポイントに整理して説明しました。
その後、各課題へのアプローチ方法の説明です。「患者の診療・待ち時間管理の仕組み化」「新しい取り組みへの現場不安の解消」「スタッフが納得できる伝え方」を日々の業務や歯科医院内のコミュニケーションでよく起こるシチュエーションや、実例の話を交えながら詳しく解説しました。
最後に、歯科業界が「診療から予防」に転換している今、歯科従事者は「問題解決型」から「課題提案型」に転換し、歯科医療の価値を提案する存在になっていくと話しました。理想を持ち「できること」をやるのではなく「こうありたい」を言語化していくことが重要だと説明しました。また、同じ考え方を自院の体制や自身のキャリアにも向けていくことで、理想を叶えるための課題が明確になり、より楽しく過ごせるような仕組みづくりに自ら取り組んで行くことができるようになるとまとめました。
チームで進める院内体制の構築とは
続いて、カスタマーサクセスの立花より、当社の取り組みについてご紹介しました。
まずは、臨床現場やその後のキャリアにおいて歯科医院を回る中で実際に現場で感じていた課題について説明しました。アナログな業務が多くなる中で、業務効率化のためにDXの「D」の部分、デジタル化を段階的に取り組んでいくことで業務が複雑になり、属人化が発生しやすくなるということを話しました。その中でDXをすすめるためには、業務間のギャップを埋めてシームレスに業務をつなぎ、業務をシンプルにしていくことが重要であると説明しました。
続いて、課題を踏まえて歯科医院の現場負担を軽減できるように開発を進めた、業務支援システムDentisについて話しました。ワンストップに歯科業務をサポートする機能の具体的な活用イメージや、実際に歯科現場で導入した場合にどのようなオペレーションが実現できるかを説明しました。
さいごに
イベントの様子をダイジェストでご紹介しました。ワークの具体的な事例もたくさんお話しいただき、参加いただいた皆様からも「早速自院でも試していきたい」と多くのお喜びの声をいただきました。
本セミナーの全ての様子は録画配信をしていますので、興味のある方は以下のフォームからお問い合わせいただければと思います。
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