【最新版】歯科医院向けの電子カルテおすすめ8選|メリットや選び方を徹底解説!

【最新版】歯科医院向けの電子カルテおすすめ8選|メリットや選び方を徹底解説!

2024年12月10日

歯科医院では、電子カルテの導入が進んでいます。患者の横で画面を使って説明する際にも、歯科医院専用のシステムを使用した電子カルテがあればより正確に治療の経過や計画を患者に伝えることができます。

そこで記事では、電子カルテのメリットや紙カルテとの違い、歯科医院におすすめの電子カルテ8選を解説します。

歯科医院における電子カルテとは?

歯科医院で電子カルテというと、通常のカルテの内容に加えて予約管理などの機能が搭載されたシステムやソフトウェアを指します。電子カルテを導入することにより、患者の診察履歴を把握しやすくなり、記録の入力もスムーズになります。

患者ごとに適した治療の提供にもつながり、スタッフの業務効率化も期待できます。そのため、最近では電子カルテを導入する歯科医院は増加傾向にあります。

歯科医院が電子カルテを導入する3つのメリット

電子カルテを導入するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 予約管理業務が効率化できる
  • 文書作成の手間を省ける
  • カルテ記載が楽になる

ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1.予約管理業務が効率化できる

電子カルテによっては、予約システムと連携することが可能です。患者自身がインターネットを通じて空いている予約枠に登録すれば予約が完了します。また、予約管理におけるスタッフの人為的なミスがなくなるため、予約の抜け・漏れなどのミスも未然に防止でき、空いている時間帯の抽出までも可能になります。

さらに、多くの電子カルテはレセコンとの連携も可能です。そのため、会計管理の簡素化にもつながり、院内のさまざまな業務を効率化できます。

2.文書作成の手間を省ける

歯科医院が保険医療を行う際には、患者に必ず渡さなければならない文書がいくつかあります。主な文書は次のとおりです。

  • 管理計画書
  • 患者の審査結果や治療方針の説明文書
  • 歯科衛生士実施指導説明書
  • 新義歯指導説明書

電子カルテを導入すると、これらの書類をテンプレート化してあらかじめ準備でき、文書作成にかかる時間短縮にもつながります。

3.カルテ記載が楽になる

紙のカルテは記入の自由度が高く、使い勝手の良さが特徴です。そのため、現在でも多くの歯科医院で使用されています。

しかし、近年では操作性が高く、カルテ記載が楽になるとして電子カルテを導入する歯科医院が増えています。例えば、歯科の治療においては歯のどの部分にどのような治療を施したのかを記録します。

これは紙のカルテでも記載できますが、患者から見ると内容がわかりづらいものです。一方、電子カルテであれば治療部位を写真で表示したり、補足情報を付加したりできるため、患者にとっても治療内容がわかりやすくなるのです。

歯科医院が電子カルテを選ぶ4つのポイント

電子カルテを選ぶポイントには、以下の4つが挙げられます。

  • クラウドに対応しているか
  • 自由診療や訪問診療への対応
  • 他システムとの連携
  • 描画機能

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.クラウドに対応しているか

歯科医院用の電子カルテを選ぶ際は、まずクラウドに対応しているのかを確認してみてください。クラウドに対応している場合は、医院内にサーバーを設置する必要がなく、インターネット環境さえあればすぐに利用開始できます。

また、クラウド対応型の電子カルテは、ソフトウェアのアップデートがあってもオンライン上で更新されます。そのため、ソフトを買い換える必要がなく、経済的です。

2.自由診療や訪問診療への対応

歯科医院の治療スタイルによっては、自由診療や訪問診療に対応している電子カルテが必要となります。たとえば、歯科医院によっては訪問診療を行っているケースもあります。

その場合は、訪問診療や自由診療に対応しているシステムを選ぶことで、訪問先でもカルテに記入できます。訪問診療の治療品質を高めるためにも、欠かせないツールとなるでしょう。

3.他システムとの連携

電子カルテと院内のほかのシステムを連携させることができれば、歯科医院全体の業務効率を高めることができます。たとえば、web問診システムと連携できれば、事前に患者の問診を済ませておくことが可能で、治療の効率化が図れます。そのため、導入を検討する電子カルテと連携できるシステムの種類も事前に確認することが大切です。

4.描画機能

電子カルテに描画機能が記載されていれば、紙のカルテと同じようにコメントやイラスト、図などを自由に記入できます。電子カルテを紙のカルテと同じように扱えれば記録の精度が高まり、ほかの職員も患者の治療内容を理解しやすくなるのです。また、患者に対して治療内容を説明する場合にも、わかりやすく伝えられるようになります。

歯科医院におすすめの電子カルテ8選

ここではおすすめ電子カルテを紹介しますので、詳しく見ていきましょう。

クラウド型

クラウド型のメリットは、初期費用や保守費用が安いことや、インターネットが使える環境ならどこでも電子カルテにアクセスできることです。

1.Dentis

引用:Dentis(デンティス)|株式会社メドレー

株式会社メドレーが提供している「Dentis」は、Web予約から電子カルテまで歯科医院を運用するうえで欠かせない機能を備えたクラウド型のシステムです。

あらゆる業務をひとつのシステムでトータルサポートしてくれるため、医院全体を効率化できます。

さらに、業務効率化することで、患者とコミュニケーションを取る時間を確保できるようになり、満足度を高めることにもつながります。

電子カルテ機能については、タブレットでも見やすい画面構成が採用されており、俯瞰しながら操作することが可能です。

Dentis歯科業務支援システムのサービス資料をダウンロードする

2.デンタルシステムズ

引用元:デンタルシステムズ

Power5Gは、デンタルシステムズ社が提供するクラウド型の歯科用レセコンです。時間や場所に関係なくレセプトを作成可能です。

初期費用や維持コストが低く、Microsoft Azureのセキュリティでデータを保護します。他社システムとの連携も可能で、使いやすいUIと充実したサポートがあります。Power5Gは、歯科医院の業務効率化と利益向上に貢献する最新のレセコンです。

3.ピクオス

引用元:ピクオス

ジュレアとは、ピクオス株式会社が提供するクラウド型の歯科用レセコン&予約管理システムです。

自宅や訪問先など、どこでもレセプトの作成が可能です。

定期的な買い換えやバージョンアップの必要がなく、月額料金で利用できます。豊富な情報提供文書や集計機能により事務作業を軽減します。

ジュレアは、歯科医院の業務効率化とコスト削減に貢献するクラウド型レセコン&予約管理システムです。

4.プラネット

引用元:株式会社プラネット

iQalteとは、プラネット株式会社が提供するクラウド型の歯科用レセコンです。

レセプトや予約管理などの基本機能から、訪問診療や保険矯正などの高度な機能まで、多彩なサービスがそろっています。

カルテ画面が手書きのカルテそのままで、直感的で紙に描いているかのような書き心地です。

自由に図や文字を描けます。iQalteは、歯科医院の業務効率化とコスト削減に貢献するクラウド型レセコンです。

オンプレミス型

オンプレミス型のメリットは、インターネットに依存しないで操作できることや、データの管理が自分でできることです。

5.ノーザ

引用元:株式会社ノーザ

ノーザは、歯科用レセプトコンピュータや透析業務支援システムの開発・販売を行っています。ノーザのレセコンは、高速で正確なレセプト作成や検索機能、豊富な統計データや分析機能、多彩な連携機能など、歯科医院の業務効率化や経営管理に役立つ機能が満載です。

また、ノーザ社は全国に支店や販売代理店を展開しており、導入からアフターサービスまで充実したサポート体制を提供しています。

6.ミック

引用元:MIC(ミック)

株式会社ミックは、1976年に設立した会社です。歯科向けトータル支援システムの開発・販売・サポートを行っています。

ミックのレセコンは、歯科用電子カルテとレセプトを一体化したシステムです。患者管理や診療記録、レセプト作成や点検など、歯科医院の業務を効率的に行えます。

また、全国に拠点を持ち、導入からアフターサービスまで迅速かつ丁寧なサポートを提供しています。

7.メディア

引用元:メディア株式会社

株式会社メディアは、歯科医療ICT製品の開発・販売・サポートを行っています。メディア社のレセコンは、歯科用電子カルテシステムWith(ウィズ)という製品で、カルテとレセプトを一体化したシステムです。

カルテ記載からレセプト作成まで、正確かつ効率的に行えます。メディアは歯科医療ICT製品のリーディングカンパニーとして、高い技術力と信頼性を持っています。

8.モリタ

引用元:株式会社モリタ

歯科用機器や歯科ユニット、画像診断システムなどの製品やサービスを提供する会社です。

電子カルテはDOC-5プロキオン3というシステムです。

このシステムは、電子カルテ対応でカルテ管理が容易になり、法令で定められた「電子保存の3基準」を遵守した運用をサポートします。

また、請求業務も簡素化され、オンライン請求やレセプトチェックがスムーズに行えます。画像診断ワークステーション「i-Dixel」とも連携でき、多彩なレポートやテンプレートの利用が可能です。

歯科医院の電子カルテでよくある3つの質問

歯科の電子カルテによくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 【質問1】歯科における電子カルテとは何ですか?
  • 【質問2】電子カルテに欠点はありますか?
  • 【質問3】紙カルテとの違いは何ですか?

ここではそれぞれの質問について解説しますので、詳しく見ていきましょう。

【質問1】歯科における電子カルテとは何ですか?

歯科における電子カルテは、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」にて以下のような3つを満たしている必要があると規定されています。

  • 真正性
  • 見読性
  • 保存性

電子カルテは、カルテ機能以外にもレセコン機能が付いていて売上管理まで可能になるものも多くあります。また、診療録を作成する際に予約と紐づいていた方が情報を管理しやすいため、予約管理機能がついているシステムも多くあります。

【質問2】電子カルテに欠点はありますか?

電子カルテの欠点には、以下のようなものが挙げられます。

  • 運用できるまでに時間を必要とする
  • 紙カルテの情報を移行しなければならない
  • 導入費用が発生する
  • 運用コストが毎月かかる

最初に手間やコストが発生しますが、運用が軌道に乗ると歯科医院全体の業務効率向上が期待できます。そのため、長い目で見るとこれらの欠点は一時的なものだといえるかもしれません。

【質問3】紙カルテとの違いは何ですか?

紙カルテと電子カルテの違いのメリット・デメリットをそれぞれ解説すると、以下のようになります。

【紙カルテ】

メリット

  • コストが安い
  • 災害や緊急時に強い
  • ページをめくるだけで患者情報を参照できる

デメリット

  • 保管場所が必要となる
  • 情報漏えいリスクがある
  • 水害によって汚損や閲覧ができなくなるおそれがある

【電子カルテ】

メリット

  • 保管場所が不要となる
  • 検査結果を簡単に取り込める
  • 業務負担の軽減・効率化につながる

デメリット

  • 停電時に利用できない
  • セキュリティ対策の必要がある
  • 内部の改ざんや不正に注意しなければならない

まとめ

今回は「歯科医院向けのおすすめ電子カルテ」についてご紹介しました。紙のカルテには書き込みの自由度やコストの低さがありますが、保管場所の問題や情報漏洩のリスクもあり、ペーパーレス化を進める歯科医院も増えてきました。

電子カルテなら、患者からの予約管理を簡素にしたり、文章入力の手間を省けたり、歯科医院全体の業務効率化にもつながります。なお、院内の業務効率化を目的に歯科向けのクラウド型業務支援システム「Dentis」を導入される先生も多くいらっしゃいます。

電子カルテ・レセプトといった基幹機能だけでなく。Web予約、Web問診、決済、オンライン診療、自動メッセージ送信、サブカルテ、訪問歯科、集患用ポータルサイト「CLINICS」への掲載など、1つのシステムにさまざまな魅力が詰まったシステムです。

「患者とのつながりを強化する機能」と「スタッフの働き方改革を実現する機能」の両方を網羅することで、歯科医院の経営安定化に貢献します。以下のページから「3分でわかるDentisの資料」を無料でご覧いただけますので、ぜひお気軽にダウンロードしてください。

3分でわかる Dentisご紹介資料 | 患者とつながる クラウド歯科業務支援システム Dentis(デンティス)

また以下のページでは「実際に開業と同時にDentisを導入し、順調にスタートダッシュを切った歯科医院様」の導入事例をご覧いただけます。ご興味のございます方は、こちらもご一読ください。

【導入事例】開業に合わせてペーパーレス化を熱望! Web予約~Web問診は患者様・スタッフのストレスをどう軽減した? | 患者とつながる クラウド歯科業務支援システム Dentis(デンティス)

ブログ一覧に戻る