【2023年最新】歯科医院向けのレセコンおすすめ8選|メリットや選ぶポイントを徹底解説!

【2023年最新】歯科医院向けのレセコンおすすめ8選|メリットや選ぶポイントを徹底解説!

2023年09月12日

「会計事務を効率化したい」「診療と事務作業を一元化したい」このように悩む歯科医院は少なくありません。このような課題を解決するには、最適なシステムの導入が欠かせません。

しかし、その選び方の基準はわかりづらいのも事実です。そこで本記事では、レセコンを導入するメリットから選び方、おすすめしたい歯科用レセコンについて紹介します。ぜひ、歯科医院運営の効率化を目指す先生は参考にしてみてください。

歯科におけるレセコンとは?

歯科におけるレセコンとは「診療報酬明細書(レセプト)を作成・点検するシステム」を指し、レセプトコンピューターの略称です。

さらに、レセコンは「医療事務コンピュータ」とも呼ばれ、煩雑で手間がかかるレセプト作業の効率化が図れます。レセコンは、2011年度から原則義務化されたレセプトの電子化を受け、多くの歯科医院で導入されています。
参考:請求状況(医療機関数・薬局数ベース) 【令和3年3月診療分】

歯科医院にレセコンを導入する3つのメリット

歯科医院にレセコンを導入するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • レセプト作成業務の効率化
  • 記入データの自動点検によるミス防止
  • 保険点数計算の自動化

ここではそれぞれのメリットについて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.レセプト作成業務の効率化

レセコンは、保険組合などに診療報酬の請求を行うために、審査支払機関に対して診療報酬を請求する「レセプト(診療報酬明細書)」を作成、データとして記録することができるため、歯科医院の窓口等の事務作業の負担を大きく軽減します。

2.  記入データの自動点検によるミス防止

レセプトを作成する場合、医師が記載したカルテをもとにあらゆる情報を入力します。その際、チェックする項目は以下の通りです。

  • 診療情報が正しいか?
  • 診療行為と傷病名の整合性はとれているか?
  • 算定漏れはないか?
  • 算定ルールに従っているか?

レセコンを使うことでこれらの項目を自動的にチェックすることができ、ヒューマンエラーによるミスの防止につながります。 

3. 保険点数計算の自動化

患者が支払う治療費は、レセプトによって保険点数を計算して決定します。さらに、レセコンを使って診療内容に関する「コード」や「品番」をシステムに入力すると、保険点数に自動で計算することが可能です。その結果として計算ミスを防ぎ、レセプト業務に関する負担も軽減できます。

また、保険点数は適宜改定されるため、その度にスタッフの手を煩わせることになります。しかし、レセコンの中には診療報酬の制度改定に自動でアップデートするシステムもあり、制度改定のたびに発生していた負担も減らせます。

クラウド歯科業務支援システムDentisは、レセコンと電子カルテが1つのシステムで導入が可能です。

歯科医院用レセコンを選ぶ際の3つのポイント

歯科医院用レセコンを選ぶポイントには、以下の3つが挙げられます。

  • 導入・運用費用
  • 操作性や使い勝手
  • サポート体制やセキュリティ対策

ここではそれぞれのポイントについて解説します。

1.導入・運用費用

レセコンを導入する際は「数十万円〜数百万円」の費用を必要とします。ただし、導入費用はレセコンのメーカーごとに大きく異なるため、まずは比較検討するようにしてみてください。また、毎月発生するランニングコストは「オンプレミス型」「クラウド型」の2パターンで違いがあります。

  • オンプレミス型:購入もしくはリース契約をし、月々の利用料を払う
  • クラウド型:定められた期間ごとに利用料が発生する。導入費用を削減できる

2.操作性や使い勝手

歯科用レセコンは、毎日の業務に繰り返し使用します。そのため、操作性や使い勝手の良さを確認することが重要です。その際、以下のような内容から検討してみてください。

  • カルテ入力やレセプト作成がスムーズに行えるか
  • 自院の業務にマッチしているか
  • エラーチェックの精度は高いか

導入前に操作を体験できるメーカーもあり、実際に触れて使い勝手のよさと業務に適しているのかを確認しておくと安心です。

3.サポート体制やセキュリティ対策

レセコンは、歯科医院における多くの業務に関わる重要なシステムです。そのため、レセコンを万が一使用できなくなると、業務全体が停止しかねません。

そのため、トラブル発生時のサポート体制についても必ず確認しておきましょう。また、レセコンは患者の個人情報を取り扱うため、セキュリティ性の高さにも注意が必要です。

クラウド歯科業務支援システムDentisは、国際規格に基づくISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているため安心して導入が可能です。

歯科医院におすすめのレセコン8選

レセコンには、オンプレミス型とクラウド型があります。ここではそれぞれのタイプでおすすめのレセコンについて紹介します。

クラウド型
クラウド型は、外部の専用サーバーと連携して情報を管理します。ここではクラウド型の歯科用レセコンのおすすめ企業を紹介します。

1.Dentis

引用:Dentis(デンティス)|株式会社メドレー

Dentisは、予約管理から電子カルテ・レセコンまで、院内業務に必要な機能を実装しており、一つのサービスで院内のほとんどの業務をデジタル管理することができます。ワンストップであることで、低価格で、多くの業務をデジタル化することが可能です。

効率化して浮いた時間を患者とのコミュニケーションを図ることに充てることができ、関係性を強固なものとすることができます。

また、Dentisの特徴は以下の通りです。

  • スケジュール機能で予約状況などの受付管理がしやすい
  • アクティビティ機能によって細かい情報を残せ院内コミュニケーションの充実が図れる
  • オンライン返戻にも対応し、診療録へのアクセスもスムーズ

2.デンタルシステムズ

引用元:デンタルシステムズ

デジタルシステムズは、歯科業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している企業です。

クラウド型歯科用レセコンを提供するとともに、新規患者を増やすためのWebサイト施策など、テクノロジーの力で医院様の様々な課題を解決し、歯科医院を笑顔にするサポートをしています。

また、高速レセプト集計や訪問診療入力などの機能が充実しているのも魅力です。

3.ピクオス

引用元:ピクオス

ピクオスは、医療業界向けシステムをグローバルな市場で提供する企業です。全体としてかかる費用を抑えつつ、サービスの利用台数によっても価格が変わらないということが特徴です。

また、診療報酬が改定された場合も、追加費用がかからずにサポートや変更をしてもらえます。

ピクオスは、使いやすさや見やすさにこだわっており、初めての方でも直感的な操作が可能です。

4.プラネット

引用元:株式会社プラネット

プラネットが提供するレセコンは、すべての操作をiPadで行えることが最大の特徴です。カルテ作成や領収書・処方せん発行、レセプトチェックまでiPadだけで処理できます。

マニュアルがなくても、直感的に画面に入力できるため、慣れていない方でも安心して利用できます。スタッフ数が増えてもiPadの台数を増やすだけで、対応できるのは大きなメリットです。作業スペースや場所に関係なく、システムを使えます。

また、カルテを入力する際には、保険診療で用いられる「1号用紙」や「2号用紙」と同じ画面構成で行えるのも特徴のひとつです。

オンプレミス型
オンプレ型は、院内のサーバーで全ての情報を管理します。ここではオンプレミス型の歯科用レセコンのおすすめ企業を紹介します。

5.ノーザ

引用元:株式会社ノーザ

ノーザは、歯科情報医療システムのトップメーカーのひとつです。
ノーザには、30年以上サービスを展開しているという歴史があり、経験と信頼が凝縮された保険請求システムを提供しています。電子カルテという最先端の仕組みを搭載しつつ、予約管理システムや患者向けプレゼンテーションソフト、自動精算機システム、採用マッチングアプリなど、多くのオプション機器と繋がることもできます。

6.ミック

引用元:MIC(ミック)

ミックは、歯科医院を安心、安全に運用するためにトータルサポートを提供しています。45年以上もの経験を活かしながら、新たなニーズやこれから求められるであろうニーズを予測して、医療の変化をITで支えています。

また、ミックはコストを抑えつつ、多彩なバリエーションのサービスとサポートにより、それぞれの歯科医院で最適な運用方法を提案する企業です。全メーカーからのデータ移行にも対応していることも特徴のひとつです。

7.メディア

引用元:メディア株式会社

メディアは、歯科医院の診療と経営の核となる医療安全とカルテ情報についてのサービスを展開する企業です。予約システムと電子カルテが一体型であり、利便性を高めています。

また、訪問歯科のクラウドシステムにも対応しており、電子カルテと連携することでより安心安全な診療を行えます。

8.モリタ

引用元:株式会社モリタ

モリタは、使い勝手が良く安心のあるオンラインサービスを提供する企業です。院内データを一元化し、予約や来院、問診、検査、カウンセリング、カルテ作成、会計、レセプト請求、経営管理などの業務を一括にサポートしています。

また、NTTデータと手を組むことで、セキュリティが高いことも特徴のひとつです。モリタデータセンターではウイルスチェックを行っており、個人情報などのデータを保護します。

歯科レセコンに関するよくある3つの質問

歯科レセコンに関するよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 【質問1】レセコンとは何ですか?
  • 【質問2】レセコンと電子カルテの違いを教えてください
  • 【質問3】レセコンの正式名称を教えてください

ここではそれぞれに分けて解説します。

【質問1】レセコンとは何ですか?

レセコンとは、保険診療に関する診療報酬請求書(レセプト)の作成をしてくれるシステムです。レセプトの作成は収益に直結する大切な業務となり誤りがあると差し戻されるため、正確性が求められます。

レセコンは作成から入力情報の誤りまでをサポートし、歯科医院における業務負荷を軽減してくれるシステムです。

【質問2】レセコンと電子カルテの違いを教えてください

レセコンと電子カルテの違いは、以下の通りです。

  • レセコン:システムを利用する主な人は会計・受付スタッフ。保険診療に関するレセプトの作成支援を目的として導入する
  • 電子カルテ:システムを利用する主な人は医師・医療スタッフ。患者の治療に必要なシステムを入力・管理する目的で導入する

つまり、効率化したい業務領域に応じて最適なシステムを選ぶ必要がありますが、歯科においては、レセコン・カルテ一体型のサービスが主流となります。

【質問3】レセコンの正式名称を教えてください

レセコンとは「レセプトコンピューター」の略称です。レセプトは、日本語に訳すと「診療報酬明細書」となります。つまり、レセプトとは診療報酬明細を作成できるコンピューターもしくは専用ソフトウェア・アプリケーションを指す言葉です。

レセコンと表記されているシステムを利用することによって、歯科医院における会計業務を効率化できます。

まとめ

歯科医院用のレセコンについて解説しました。レセコンは、2011年に実施された「レセプトの電子化の義務化」にともない多くの歯科医院で使われています。しかし、提供体制の変更や業務内容に応じて、最適なものを選ばなければ十分な業務効率化を実現できません。

そのため、これから開業する歯科医院は自院の業務体制からレセコンを導入する必要があります。最適なレセコンを導入し、効率的な歯科医院の運営を目指してみてください。

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