歯科医院でよく利用される看板の種類は6つ|役割や設置するメリット、業者を選ぶ際のポイントを解説!

歯科医院でよく利用される看板の種類は6つ|役割や設置するメリット、業者を選ぶ際のポイントを解説!

2023年09月13日

歯科医院にとって、看板は、歯科医院の存在感やイメージをアピールするための重要な要素です。歯科医院が看板を設置することで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

この記事では、歯科医院向けに、役割や設置するメリット、業者を選ぶ際のポイントを解説します。

歯科医院における看板の役割とは?

歯科医院における看板の役割とはどのようなものでしょうか。

看板の具体的な役割としては、以下の3つが挙げられます。

  • 認知
    歯科医院の場所や名前を見てもらうことで、歯科医院の存在を認識してもらいます。
    駅や商店街など人通りの多い場所に大きな看板を設置することで、多くの人に目にとまりやすくなります。
  • 興味
    歯科医院の特徴やサービスを看板に掲載することで、潜在的な患者に興味や関心を持ってもらいます。
    専門分野や得意な治療、スタッフの紹介など、歯科医院の魅力を伝える情報をわかりやすく表示します。
  • 集患
    歯科医院の予約方法や問い合わせ先を看板に記載することで、興味を持った患者に来院してもらいます。
    電話番号やホームページのURL、QRコードなど、連絡手段を複数用意することで、患者の利便性を高めます。

看板は歯科医院の顔とも言える重要な集患ツールです。

歯科医院でよく利用される看板の種類は6つ

歯科医院の看板は、患者の集客や信頼に大きく影響する重要な要素です。しかし、看板の種類や特徴を知らないと、効果的な看板を選べません。

ここでは看板の種類を6つ紹介します。

1.タワーサイン

タワーサインとは、地面から立ち上がるように設置される縦長の看板です。歯科医院の存在やサービスを遠くから知らせるために有効な看板です。歯科医院のロゴや文字、イラストなどを表示します。電飾タイプや非電飾タイプがあります。

タワーサインのメリットは、歩行者や車の運転者に目にとまりやすく、医院のシンボルとなることです。デメリットとしては、高価で施工費もかかることや、設置場所や高さに制限があることです。

2.ファサード看板

ファサード看板とは、医院の建物入り口上部に取り付ける看板です。医院の名前やロゴ、診療科目などを表示します。内照式や外照式などの電飾タイプが多く用いられます。

メリットは、医院の前を通る人にアピールしやすく、医院のイメージを伝えることです。デメリットは、他の看板とのバランスや建物の外観に配慮する必要があることや、電飾による電気代がかかることが挙げられます。

3.プレート看板

プレート看板とは、金属板やアクリル板などに文字やロゴを印刷したり彫り込んだりした看板です。医院の入り口近くに設置し、営業時間や予約方法などの情報を伝えます。


メリットは、比較的安価で製作しやすく、詳細な情報をお届けできることです。デメリットは、視認性が低いために目立ちにくいことなどが挙げられます。

4.ウィンドウサイン

ウィンドウサインとは、窓にシートを貼ったり、フィルムを貼ったりした看板です。歯科医院の雰囲気や特徴を伝えたり、目隠しなどの効果を得たりします。印刷したシートやカラーシート、すりガラス調フィルムなどが使われます。

メリットは、窓を有効活用できることや、表現の幅が広いことです。デメリットは、窓から光が入らなくなることが挙げられます。

5.野立て看板

野立て看板とは、道路沿いや駐車場などに設置される自立型の看板です。歯科医院への案内や方向を示したり、キャンペーン情報などを掲示したりします。野立て看板には、プレート看板やスタンド看板などがあります。

メリットは、移動や交換がしやすいことや、目につきやすい場所に設置できることです。デメリットは、風や雨などの影響を受けやすいことや、設置場所に制限があることです。

6.スタンド看板

スタンド看板とは、A型やL型などの形をした自立型の看板です。歯科医院の入り口付近に置いたり、歩道に出したりします。医院の名前やロゴ、診療科目などを表示します。

メリットは、コンパクトで持ち運びやすいことや、簡単に内容を変更できることです。デメリットは、安定性が低いことや、歩行者の邪魔になる可能性があることです。

歯科医院が看板を設置する2つのメリット

それでは、歯科医院が看板を設置するメリットについて説明します。

1.医院へスムーズに案内できる

看板を設置することで、歯科医院の場所や方向を示せます。これにより、初めて来院する患者や近隣の住民にとって、医院へのアクセスが容易になります。

また、看板には医院の名前やロゴ、電話番号などの連絡先を表示できます。これにより、患者は予約や問い合わせをしやすくなります。

2.集患効果を期待できる

看板を設置することで、歯科医院の存在感やブランドイメージを高められます。これにより、歯科医院に対する認知度や信頼度が向上し、潜在的な患者の関心を引きます。また、看板には医院の特徴やサービス、キャンペーン情報などを掲載できます。

しかし、歯科医院は新規患者だけではなく、再診患者の獲得も重要な課題です。看板によって集客した新規患者に、継続して来院してもらう事が大切です。

クラウド歯科業務支援システムDentisは、Web予約、キャッシュレス決済、メッセージ機能など患者が継続して受診できる便利な機能があります。これにより、来院のきっかけを与えられ、再診患者の増加を見込めます。

歯科医院が看板を設置する際の注意点は3つ

看板を設置する際には、色の使い方や配色のバランス、医療広告ガイドラインの順守、制作会社の選択など、様々な注意点がありますので下記の通りご紹介いたします。

1.色の使い方や配色のバランスを気を付ける

看板は歯科医院のイメージや特徴を伝える重要な要素です。そのため、色の使い方や配色のバランスに気を付けることが大切です。

色にはそれぞれに意味や感情があります。たとえば、白は清潔感や信頼感を、赤は情熱や緊急性を、青は安心感や冷静さを表します。このような色の特徴を理解したうえで看板の配色を決めていくことで効果的な看板を製作することができます。

色の使い方や配色のバランスに気を付ける際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 色の数は3色以内に抑えることで、シンプルで見やすい看板になります。
  • 色の濃淡や明度を変えることで、文字と背景のコントラストを高めて視認性を向上させます。
  • 色相環(色彩円)を参考にして、隣り合う色(類似色)、反対側の色(補色)、三角形になる色(三原色)などの組み合わせを考えます。
  • 歯科医院の特徴やターゲット層に合った色を選びます。
    例えば、小児歯科なら明るく楽しい雰囲気を出すために鮮やかな色を、審美歯科なら高級感や品格を出すために落ち着いた色を使います。

歯科医院の看板では、白や青などの落ち着いた色をベースにすることが多いですが、他の歯科医院と差別化するために、赤や黄色などの目立つ色をアクセントに使うこともあります。

2.医療広告ガイドラインを順守する必要がある

看板は歯科医院の広告媒体として分類されます。そのため、医療広告ガイドライン(厚生労働省通知)に基づいて、内容や表現方法に制限があります。

医療広告ガイドラインでは、以下のような内容や表現方法が禁止されています。

  • 医療行為そのものやその効果・効能・有用性・安全性・成功率・満足度などを過大に宣伝すること
  • 他者と比較して自己の優越性・特異性・独自性・最新性・最高性などを主張すること
  • 医師名・資格名・肩書き・学位などを不当に利用して信用感・権威感・専門性などを誇示すること
  • 患者や第三者からの推薦・感謝・評価・体験談などを利用して信頼感・安心感・効果感などを煽ること
  • 無料・割引・返金・保証・プレゼントなどの特典やサービスを提示して利益感・得心感・安心感などを刺激すること

医療広告ガイドラインに違反すると、行政処分や医師会からの指導・懲戒などのリスクがあります。

3.制作会社によって費用や質が異なる

看板は依頼する制作会社によって費用や質が異なります。看板の制作には、デザイン費・製作費・工事費がかかります。それぞれの費用は、看板の種類によって変わります。

看板の種類ごとに、以下のような費用相場が一般的です。

  • スタンド看板:1万円~数万円
  • プレート看板:数万円~数十万円
  • ファサード看板:数十万円~100万円
  • タワーサイン:数十万円~数百万円
  • 駅看板:年間30万円~60万円

ただし、これらはあくまで目安であり、制作会社によって見積もりや品質が異なります。そのため、複数の制作会社から見積もりを取り、コストパフォーマンスや信頼性を比較することが大切です。

看板業者を選ぶ際のポイントは4つ

看板業者を選ぶ際には、過去の実績や施工対象のエリア、製作費用や提案力など、気を付けなければならないことがたくさんあります。

1.過去の実績

看板業者を選ぶ際には、過去にどのような看板を制作してきたかを確認することが重要です。歯科医院の看板には、医療広告ガイドラインや設置場所の制限など、特殊な条件があります。

そのため、歯科医院の看板制作に慣れている業者であれば、安心して依頼できます。

なお、実績の確認方法としては以下の4つが挙げられます。

  • ホームページやカタログで制作事例を見る
  • 口コミや評判を調べる
  • 実際に制作した看板を見に行く
  • 無料で提案書やデザイン案をもらう

2.施工対象のエリア

看板業者を選ぶ際には、自分の歯科医院があるエリアに対応しているかを確認することも必要です。
看板業者によっては、地域限定でしかサービスを提供していない場合があります。

また、遠方の業者に依頼すると、交通費や出張費などがかかってしまう可能性もあります。

施工対象エリアの確認方法としては以下の2つが挙げられます。

  • ホームページやカタログで対応エリアを見る
  • 電話やメールで直接問い合わせる

3.製作費用

看板業者を選ぶ際には、製作費用も重要なポイントです。看板の種類やサイズ、素材、電飾の有無などによって、費用は大きく変わります。

また、業者によっても見積もりや品質が異なります。そのため、予算やコストパフォーマンスを考えて、最適な業者を選ぶことが必要です。

なお、制作費をおさえる方法としては、以下の3つが挙げられます。

  • 色数や文字数を減らしてシンプルなデザインにする
  • 電飾や立体文字などの高価なオプションを省く
  • 複数の業者から見積もりを取って比較する

4.提案力

提案力とは、歯科医院の看板制作において、業者が自分の専門知識や経験を活かして、歯科医院のニーズや要望をきちんと汲み取り、最適なデザインや設置方法を提案する能力のことです。

なお、提案力の高い業者の特徴としては、以下の5つが挙げられます。

  • 歯科医院の特徴やターゲット層、競合状況などを分析し、看板の目的や効果を明確にする
  • 医療広告ガイドラインや設置場所の制限などを考慮し、適切な内容や表現方法を選ぶ
  • 色や文字、ロゴ、イラストなどの視覚要素をバランスよく配置し、見やすく魅力的なデザインにする
  • 看板の種類やサイズ、素材、電飾の有無などを予算やコストパフォーマンスに応じて提案する
  • 見積もりや提案書を分かりやすく説明し、歯科医院の意見や質問に丁寧に対応する

提案力の高い業者は、歯科医院の集客に貢献する効果的な看板を制作できる可能性が高くなります。
提案力は実際に提案してもらう際に、見極めることが大切です。

まとめ

この記事では、歯科医院における看板の役割や種類やメリットや注意点などを解説しました。

看板は、歯科医院において重要な集患ツールですので、看板を設置する際には、色の使い方や配色のバランスや医療広告ガイドラインなどに気を付ける必要があります。また、制作会社によって費用や質が異なることもあります。

また、看板は集患に効果的な方法ですので、歯科医院は看板による新規集患だけではなく、再診患者の獲得も重要な課題です。看板によって集患した患者に、継続して来院してもらう事が大切です。

クラウド歯科業務支援システムDentisは、Web予約、キャッシュレス決済、メッセージ機能など患者が継続して受診できる便利な機能があります。これにより、来院のきっかけを与えられ、また再診患者の増加を見込めます。

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