DXのカギは「連携」にあり 情報と人をクラウドシステムでシームレスにつなぐ

DXのカギは「連携」にあり 情報と人をクラウドシステムでシームレスにつなぐ

Dentisをご利用している広島県広島市のプロソデンタルクリニックの岡田先生にインタビューを行いました。

課題・ニーズ
  • 細かな業務コストを削減しシームレス・効率的な運用をしたいと考えていた  
  • クラウド型にしてデータの安全な保管やどこでも端末を選ばずに運用したかった
効果
  • クラウドシステム間の連携が取れてスタッフ・技工士など様々な情報のやり取りをシームレスに繋げて連携コストがなくなった  
  • ワンパッケージで導入できたことで問い合わせ先も一元化され、問い合わせコストも削減できた

ー新規開業の情報収集はどのようにされていましたか?

まず物件探しについては、通常はコンサルや商社などに相談するケースが一般的かと思いますが、運良く知り合いが審美をメインとした医療ビルを建てたいということで声がかかり、即物件が決まりました。

院内に導入する機材等については、元々大学病院で勤務していましたので、出入りされる業者さんから情報を得ていました。その中でまず中心においたのはセレックでした。これから開業するにあたっては、簡単な技工物は院内で制作できる方が患者さんにとっても良いと考えていました。またメーカーは複数社が関わってくるとトラブル時に困ると考えていたので、セレックを扱うメーカーを中心にチェアやレントゲンなど、全て完結できるメーカーで統一したいと考えていました。

同様の考え方でカルテなどのシステムも今後はとにかくクラウド化が進むと考えていました。クラウドでできるシステムというのを中心に考え、機材と同様に複数のメーカーではなく一つのメーカーで統一したいと考えました。インターネット等で検索していた時にDentisを見つけて自分の考えとあっていそうだったので問い合わせをしました。

ーDentisを導入された理由をお伺いできますか

先ほどの通りですが、クラウド・DX化という軸で決定しました。前提として、労働人口が今後減ることは明らかですし、労働人口が減るということは様々なことを効率化していかないと私たちは持たないという危機感がありました。アナログで行うことで、それぞれの単位でみると小さなコストの集まりが結局大きな非効率を生み出すと思っています。なので開業時からとにかく余分なコストをなくすことを考えていました。例えばトラブル時に複数の問い合わせ先に問い合わせることもコストですし、複数機器を使い分けることもコストになります。他にも最初から印象はスキャナーの光学印象のみとする、簡単な技工物は院内で製作するなどで、不要になる部分は削っていきました。

結果的にスタッフの採用時でも効果的でしたし、採用後も色々な負担をスタッフにかけてしまうというようなことも防げていると考えています。

また実際に支払う金銭面から見てもオンプレ型ですと数年に1回端末ごと入れ替えてその度に大きな費用を払うということも余分なコストになると思っていたので、サブスクリプション型で端末を選ばないクラウド型というのはメリットでした。

ーDentisに限らずレントゲンシステムもクラウド型ですが、実際にクラウドで運用してみていかがでしょうか

私の医院ではレントゲンなどは全てDentsply Sirona(デンツプライシロナ社、以下シロナ)のクラウドのシステムで統一しています。シロナのクラウドシステムは偶然アメリカのYouTubeで知り、まだ日本では販売は決まっていなかった時でした。まずオンプレ型ですと過去の経験上、DICOMデータやスキャナーのデータ容量が大きく、随時外付けのハードディスク(以下、HD)を追加して保管していて正直面倒に感じていました。これがクラウドになったことで以下の点にメリットがありました。

  1. データ容量が増えてもクラウドサーバー内なので外付けHDを増やす必要がない
  2. PCなどが万が一破損してもデータが紛失する懸念がない
  3. 技工所にCTなどのデータを物理的に送付したりする必要がなく、技工所にID・PASSを付与してそのままデータを送ることができる(シロナのDS Core)
  4. Dentisで患者登録をするとそのままレントゲン、DS Coreと連携され患者をシステムごとに登録する必要がない

データをスムーズに運用するという点では非常にメリットが大きいです。特に技工所の連携は中四国でこのシステムを導入したのがほぼ初めての事例だと思うのですが技工士の方から「こんなに楽なんですね」と非常に好評です。またシステム間がちゃんと連携していることはとてもメリットが大きいと感じますね。特にシロナさんもDentisと連携することでレントゲンからDS Coreに直接患者連携されているのは驚いていました。

また私は様々な講演や広島大学の客員講師も行っていますが、症例の資料作成なども場所や端末を選ばずにDentisを開いてカルテデータやパントモ、CTなどの画像を確認しながら作成できるので重宝しています。

またスタディーグループなどで他の先生方に相談する際にも実際のカルテやパントモ画像を見ながら相談できるので端末や場所を選ばないクラウド型というのはメリットしかありません。もちろん万が一端末を紛失した場合にもID・PASSがログインには必要ですし、データそのものがなくなるわけでもありませんので、セキュリティという観点からも非常に重要だと思っています。

メーカーを統一した院内

ー医院様で導入されている端末の工夫もお伺いできますか

当院のモニターは全てタッチパネル式にしました。特に若いスタッフほどスマートフォンやタブレットに慣れているので、マウス操作よりタッチパネルの方が使い勝手が良いと思い導入しました。受付は大きめのタッチパネルモニターになっているので、受付スタッフは使い勝手が良さそうですね。

あとよく聞かれるのですがこのモニターもタッチパネルです。

これはOZ display(株式会社フォレスト・ワン)で偶然見つけて導入しました。Dentisもシロナもクラウドですので、このモニターでDentisを開いてDentisのファイル内に連携されたパントモの説明を患者さんの前で直接書き込んだり、シロナのCTやスキャナーデータを患者さんにご覧いただいてカウンセリングしながら、そのまま技工所に送ることができます。

ーもし医院にご興味がある先生がいらっしゃればご見学は可能なのでしょうか

大丈夫です、事前に連絡をいただければ対応します。知り合いの知り合いで私は面識ない先生などもお越しになります。

ーDentisはお勧めできそうでしょうか

お勧めできます。国の方針でも電子カルテになっていくことは確実ですし、クラウドの良さは私自身が実感しています。

またクラウド型の電子カルテシステムでかつ、Web予約などワンパッケージで連動しているのは大きいですね。これからWeb予約は当たり前だと思いますので、開業しようとする先生にはメリットは大きいと思います。あとは常勤ではなく矯正の先生などにお願いされる場合もあると思いますが、医院でなくとも事前にカルテやパントモ、CTを確認しておいていただけるのはクラウドならではだと思いますし、情報共有のコストも下げられます。

DXとはデジタルへの置き換えではなく、情報も人も安全かつシームレスに連携を実現して非効率を最小化していくことだと思いますので、それが実現できるDentis、それに私の場合はシロナのシステムとクラウド×クラウドの連携はなくてはならないものだと思います


岡田先生ありがとうございました。

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