【歯科医院向け】パンフレットとは?主な用途や作成の流れ、おすすめのネット印刷会社もご紹介!
2024年01月22日
歯科医院でパンフレットを制作する主な用途は、自院の紹介や採用活動などです。パンフレットを上手く活用することで、自院の魅力を効果的にアピールすることができます。
本記事では、歯科医院におけるパンフレットの主な用途やパンフレットを作成する際の流れについて解説しています。また、歯科医院がパンフレットを作成する際に活用できるテンプレートサイトやおすすめのネット印刷会社についても解説しています。
INDEX
- パンフレットとは?
- パンフレットの特徴
- リーフレットとの違い
- カタログとの違い
- 歯科医院におけるパンフレットの主な用途は3つ
- 1.自院や歯科医師の紹介
- 2.自院の診療内容の紹介
- 3.採用活動
- パンフレットを作成する際の流れ
- ステップ1.ペルソナを明確にする
- ステップ2.コンテンツの内容を決める
- ステップ3.デザインを考える
- ステップ4.印刷して配布する
- 歯科医院がパンフレットを作成する際に活用できるテンプレートサイト
- 1.パプリ(アスクル)
- 2.canva
- ラクスル
- 歯科医院のパンフレット作成でおすすめのネット印刷会社3選
- 1.ラクスル
- 2.プリントパック
- 3.WAVE(ウェーブ)
- 歯科医院のパンフレットでよくある2つの質問
- 【質問1】歯科医院が守らなければならない「医療広告ガイドライン」とは?
- 【質問2】パンフレットとリーフレットを使い分ける際のポイントは?
- まとめ
パンフレットとは?
パンフレットは、複数のページを中とじ(中央をホチキスや針金でとじる)で簡易に製本する印刷物であり、主に企業案内や製品・サービスの紹介などに使われます。
語源は英語で小冊子を意味する「Pamphlet」で、ユネスコは出版統計の国際的な標準化に関する勧告のなかで、パンフレットを「表紙を除く5ページから48ページまで」と定義しています。
参考:文部科学省「図書及び定期刊行物の出版についての統計の国際化な標準化に関する勧告」
パンフレットの特徴
パンフレットは、ハードカバーや背表紙のある装丁はしませんが、デザイン段階で必要に応じてページ数を増やせる柔軟性があります。
たとえば、企業のブランドイメージを強化したい場合や、病院案内、自社製品の詳細な説明など、じっくりと内容を理解してもらいたい場合には非常に効果的です。
リーフレットとの違い
パンフレットとリーフレット、これら2つの印刷物は似ているようで異なる点があります。主な違いはページ数の違いです。
リーフレットは一般的に1枚の用紙を用い、2つ折りや3つ折りにします。一方、パンフレットは一般的に複数枚の紙を綴じて1つの冊子とします。そのため、結果としてリーフレットよりもページ数が多くなる傾向にあります。
このように、パンフレットとリーフレットは、伝えたい情報量と質において異なる性質を持っています。
カタログとの違い
カタログとパンフレット、これら2つの印刷物は情報を伝えるツールとしてよく使われますが、目的と形態には明確な違いがあります。
パンフレットはその商品やサービスの魅力や概要を伝えるのが主な目的です。一方、カタログは製品1つ1つの詳細な情報、たとえばスペックやサイズ、価格といった具体的な仕様を細かくリストアップして説明するものです。
歯科医院におけるパンフレットの主な用途は3つ
次に、歯科医院におけるパンフレットの主な用途について解説します。
- 自院や歯科医師の紹介
- 自院の診療内容の紹介
- 採用活動
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.自院や歯科医師の紹介
歯科医院におけるパンフレットは、その医院を訪れる患者や潜在的な利用者に向けて、医院の特色やサービスを効果的に伝える重要な役割を担っています。
歯科医院のパンフレットには、診療時間や医師の紹介、アクセスなどの医院の基本情報が記載されることが一般的です。また、院内の雰囲気を写真として掲載し、潜在的な利用者へ院内のイメージが伝えられます。
2.自院の診療内容の紹介
歯科医院におけるパンフレットでは、その医院での診療内容についての紹介も重要です。たとえば、診療方針や実施できる検査、提供している自由診療などを正確かつ魅力的に伝えることが求められます。
また、患者に有益な予防歯科の情報や歯科衛生に関する知識なども提供することで、患者から信頼される情報を提供できます。
3.採用活動
歯科医院におけるパンフレットは、採用活動においても重要な役割を果たします。
医院のパンフレットには、診療や設備に関する情報だけではなく、働くスタッフの声や医院の雰囲気、職場環境、研修制度など、求職者が知りたいと思う情報を盛り込むことが重要です。
この情報は、医院への入職を考える求職者にとって非常に価値のある内容となり、医院選びの決め手になります。
パンフレットを作成する際の流れ
次に、パンフレットを作成する際の流れについて解説します。それぞれについて詳しくみていきましょう。
ステップ1.ペルソナを明確にする
パンフレットを作成するにあたって、まずはペルソナを明確にしなければなりません。ペルソナとは、その制作物やサービスがターゲットとする利用者の具体的な人物像のことを言います。ここでは、具体的に、年齢や職業、趣味趣向などの詳細な情報を持った仮想の人物像を設定します。
たとえば、若い女性を対象にした場合、デザインや色使い、そして文章にもペルソナを意識した表現が求められるのです。反対に、中高年男性を対象とした場合、詳細な情報や専門的な内容が求められます。
このようにペルソナを明確にすることで、ターゲットに的確に訴求できる、効果的なパンフレット制作が可能です。
ステップ2.コンテンツの内容を決める
パンフレット作成の次のステップでは、ペルソナに合わせたコンテンツの内容を決定する必要があります。この段階では、「誰に」「何を」「どのように」伝えるか綿密に考えなくてはなりません。
コンテンツの内容はパンフレットにおける骨格であり、見る人の興味関心を惹きつけられるかを大きく左右します。そのため、コンテンツを決める際には、情報をただ列挙するだけにならないように注意が必要です。
ステップ3.デザインを考える
パンフレットを自院で制作する場合は、パンフレットのデザインを自院で考えなくてはなりません。また、制作会社へ依頼する場合も、どのようなイメージのパンフレットがよいのかできる限り伝える必要があります。
パンフレットのデザインは、読みやすさや訴求力に大きな影響を与えます。特に「色」と「構図」の2点はデザインにおいて特に重要な要素です。
以下にそれぞれのポイントについて解説します。
- 「色」について
色はパンフレットの印象や雰囲気に大きな影響を与える。色の使い方1つで、商品やサービスの特徴を際立て、ペルソナに対するアピールを強化できる。たとえば、赤色は緊急性を示し、注意を引く効果があり、青色は安心感や信頼性を伝えるのに適している
- 「構図」について
構図はデザイン全体のバランスや読みやすさ、視覚的な印象を左右する。レイアウトやデザインの配色の調和を考え、商品サービスの魅力を強調する工夫が求められる。たとえば、斜めに配置された写真を使うことで、視覚的に興味を引きつけ、印象に残るデザインを作成できる
パンフレットを作成する際には、このような工夫が必要になります。ただし、デザインは知識やセンスが必要なため、提供されているテンプレートの活用がおすすめです。
ステップ4.印刷して配布する
パンフレットの制作が完了した後は、実際にパンフレットを配布します。この際に有効なのが、専用のパンフレットスタンドを設置する方法です。
この方法は、ターゲットが明確になっている場合に効果的な方法で、「若い世代」や「シルバー世代」など、ターゲットが集まる場所にパンフレットスタンドを設置するのが鉄則です。
そうすることで、ターゲットの目に留まりやすくなり、パンフレットを手にしてもらえる可能性が高くなります。
歯科医院がパンフレットを作成する際に活用できるテンプレートサイト
次に、歯科医院がパンフレットを作成する際に活用できるテンプレートサイトについて紹介します。
- パプリ(アスクル)
- canva
- ラクスル
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.パプリ(アスクル)
引用:アスクル「パワポン」
パワポンはアスクルのネット印刷「パプリ」が運営している無料のデザインテンプレートサイトです。テンプレートはすべて無料で、パプリ会員への登録後すぐにダウンロードできます。
制作も使い慣れている人が比較的多いpptx形式(PowerPoint®)のため、安心してパンフレットの制作が可能です。また、カテゴリでテンプレートの検索ができるため、自院のイメージに合ったテンプレートを探せます。
2.canva
引用:Canva「誰でも使えるVisual Suite」
Canvaは、パンフレット作成に非常に便利なツールです。専門的なデザイン知識がなくても、誰でも直感的に操作できるのが大きな魅力です。
Canvaには25万点を超えるテンプレートが存在し、そのなかにはデザインタイプが100種類以上揃っているため、デザインを考える手間を省けます。また、選択したテンプレートに独自の文字や画像を追加するだけで、自分だけのオリジナルなパンフレットを完成させられます。
Canvaには無料プランがあり、はじめてデザインを作成する人でも手軽に利用できます。
ラクスル
引用:ラクスル「印刷テンプレート」
ラクスルは、パンフレット作成の際に便利なオンラインサービスです。その最大の特長は、幅広いジャンルで利用できる多種多様なテンプレートが用意されている点です。
このサービスを使えば、A4サイズからA6、さらにはB5からB6までと、さまざまな用紙サイズを選択してパンフレットをデザインできます。また、2つ折りや3つ折り、さらには観音折りなど、情報量やコンセプトに応じて、最適な形式を選択できます。
また、デザインの作成後、そのままオンラインで印刷の注文をすることも可能です。
歯科医院のパンフレ ット作成でおすすめのネット印刷会社3選
次に、歯科医院のパンフレット作成でおすすめのネット印刷会社を紹介します。
- ラクスル
- プリントパック
- WAVE(ウェーブ)
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.ラクスル
引用:ラクスル
ラクスルは、ラベルや名刺、カレンダーといった販促アイテムの印刷に強いネット印刷会社として知られています。低価格ながらも高品質な仕上がりで商品を提供できる秘訣は、受注した印刷物を全国約1700件の提携印刷会社の特性に応じて、外注している点にあります。
ラクスルは「印刷を分かりやすくする」をコンセプトに、煩雑なバナーを排除してわかりやすいサイトを提供しています。デザインの初心者でも、オンラインで簡単にデザイン制作が可能な「オンラインデザインサービス」も利用できます。
また、印刷物による集客支援サービスにも力を入れており、新聞折り込みやポスティングを考えている場合、面倒な手続きは一切不要です。サイト上から新聞の折り込み依頼ができる「折り込みチラシ」サービスも提供しています。
2.プリントパック
引用:プリントパック
プリントパックは、短納期での対応が必要な場合に魅力的なサービスです。プリントパックは、入金確認前にデータのチェックから印刷作業に移行しているため、納品にかかる時間を短縮できます。
また、普段使い慣れているOfficeファイルを使ってデータ入稿をしたい場合にも、サイト内の「Office-to-Print」サービスを活用することで、無駄な手数料をかけずに、Officeファイルを入力用データに変換できます。
3.WAVE(ウェーブ)
引用:WAVE(ウェーブ)
WAVE(ウエーブ)は、高品質な印刷で定評のあるサービスです。10年以上の豊富な経験と実績を誇り、プロの印刷業者として信頼されています。
WAVEでは、専門スタッフが常にサポートできる体制を整えており、入稿データに問題があればすぐに連絡がくるため、安心して印刷を依頼できるのが大きなメリットです。
また、大量注文にも柔軟に対応できる点も魅力の1つです。最新鋭の印刷機と加工機を採用し、大規模な注文にも対応するキャパシティを持っています。
歯科医院のパンフレットでよくある2つの質問
最後に、歯科医院のパンフレットでよくある質問について紹介します。
- 【質問1】歯科医院が守らなければならない「医療広告ガイドライン」とは?
- 【質問2】パンフレットとリーフレットを使い分ける際のポイントは?
それぞれについて詳しくみていきましょう。
【質問1】歯科医院が守らなければならない「医療広告ガイドライン」とは?
「医療広告ガイドライン」は、患者に対する正しい情報を提供するための重要な規則です。2018年に医療法に制定されたこのガイドラインは、医療サービスや広告に関連する消費者トラブルの増加を受けて、特にオンラインでの広告規制の必要性から生まれました。
歯科医院で広告を作成する際にも、広告表現として禁止されている内容を理解し、違反にならないように注意しましょう。なお、医療広告ガイドラインにて、禁止されている広告表現は以下のとおりです。
- 虚偽広告
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 患者などの主観に基づく治療内容や効果の体験談
- 公序良俗に反する内容の広告
- その他
- 品位を損ねる内容の広告
- 他法/他法令に関する広告ガイドラインに違反
患者に対して不正確な情報を提供する行為は禁止されています。また、ほかの歯科医院と比較し、自院の優位性を示すような広告も禁止されているため、医療広告ガイドラインの内容を正しく理解しなければなりません。
【質問2】パンフレットとリーフレットを使い分ける際のポイントは?
パンフレットとリーフレットは、情報提供の手段として広く利用されている印刷物です。ただし、これら2つのメディアにはそれぞれ特有の特性と適性が存在します。
そのため、利用する際のポイントを理解することは、情報伝達のために非常に重要です。パンフレットとリーフレットを使い分ける際のポイントは以下のとおりです。
- 伝える情報量
新製品の機能やサービスの詳細をしっかりと伝えたい場合、多くの情報を掲載可能なパンフレットが有効です。一方、あるイベントの簡単なお知らせのような、短い情報を伝える際にはリーフレットが適している
- 配布のシーンやタイミング
展示会などの場では、人々にわかりやすく情報を手に取ってもらうためのリーフレットと、より詳しい内容を伝えるためのパンフレットの両方を用意するのが良い方法といえる。リーフレットはブースに来る前のアピールとして、パンフレットは興味を持った人への詳細情報提供として活用できる
これらは、目的とターゲットに合わせて適切な方法を選ぶことが求められます。伝えたい情報の量や内容を考慮し、パンフレットとリーフレットをうまく活用することが大切です。
まとめ
この記事では、歯科医院におけるパンフレットの主な用途やパンフレットを作成する際の流れ、歯科医院がパンフレットを作成する際に活用できるテンプレートサイトやおすすめのネット印刷会社について解説しました。
パンフレットは、歯科医院の紹介や採用活動に役立つツールです。制作する際は、無料のテンプレートを活用して自院で制作する方法とネット印刷会社に依頼する方法があります。
どちらを選ぶかは、制作したいパンフレットのイメージや予算に応じて選ぶことをおすすめします。また、パンフレットの内容については、できるだけ他院との差別化になる特徴を記載することで、集患につなげることが可能です。
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