【歯科医院向け】インスタグラムを活用するメリットとは?集患のために知っておくべき機能を紹介!

【歯科医院向け】インスタグラムを活用するメリットとは?集患のために知っておくべき機能を紹介!

2025年12月09日

インスタグラムを活用して、集患につなげたいと考えている歯科医院の方もおられるのではないでしょうか。そこで、本記事では集患につなげるためのインスタグラムの機能や、インスタグラムによって集患に成功した事例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

インスタグラムとは?

インスタグラムは、写真や動画を中心に投稿する人気のSNSで、「Instant Telegram」の略から名付けられています。つまり、「その場ですぐ発信できる電報のようなサービス」という意味を持ちます。

インスタグラムは国内で約3,300万人(2019年6月時点)のユーザーがおり、現在はMeta社(旧Facebook社)の子会社として運営されています。

インスタグラムの特徴

インスタグラムは、20代〜30代の女性ユーザーが多いことが特徴です。「X(旧Twitter)」などと比べると拡散性は低いものの、FacebookなどのSNSとアカウントを連携させることで拡散性を高めることができます。

ユーザーは男女比で43%:57%と女性がやや多いですが、男女のどちらにも利用されています。また、年齢別では、特に20代〜30代のユーザーが多いですが、10代や40代以上にも広く利用されています。ただ、50代以上のユーザーの利用は少ない傾向にあります。

参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて. (2019. 6. 7). Meta.

歯科医院がインスタグラムを活用する2つのメリット

ここからは、歯科医院がインスタグラムを利用するメリットについて2つ紹介します。

1.新規集患や再診率の向上に寄与する

歯科医院においてSNS活用のメリットは大きく、特に集患に効果があります。インスタグラムなどのSNSはその視覚的な特性から、歯科医院施設の雰囲気や診療内容を随時シェアすることで、患者に対してリッチな情報を伝えることが可能です。

このような親密な関係性は、新しい患者の獲得から再診率の向上に至るまで、集患に効果を発揮します。

2.採用につなげられる

インスタグラムは、採用活動のツールとしても非常に有効です。従来の求人媒体だけでは伝わりにくい、歯科医院の雰囲気や具体的な様子を写真や動画で求職者に伝えられます。

たとえば、院長の写真や院内の写真、使用している医療器具、スタッフの日常、交流の様子、感染症対策など、求職者が実際に関心を持つ情報を共有することができます。そのため、インスタグラムでの情報発信は求職者にとって歯科医院選びの大きな判断材料となる可能性が高く、採用の成功率を向上させる効果が期待できます。

歯科医院がインスタグラムを活用して集患するために知っておくべき5つの機能

ここからは、歯科医院が集患するために知っておくべき機能について紹介します。

1.ハッシュタグ

インスタグラムで成功するには、多くのユーザーに投稿を見てもらうことが重要です。そのために必要な機能が「ハッシュタグ」です。

「ハッシュタグ」は、キーワードの前に「#」(ハッシュマーク)を付けることで、そのキーワードを検索できるものです。たとえば、歯科医院でホワイトニングを提供している場合、「#ホワイトニング」というハッシュタグをつけて投稿することで、インスタグラム内で「ホワイトニング」を検索するユーザーに投稿を見つけてもらえます。

このように、ハッシュタグをうまく活用することで、キーワードに興味を持つ人々に対して効率的にアピールすることが可能になります。

2.ストーリーズ機能

インスタグラムの「ストーリーズ」機能は、一時的なコンテンツを投稿するためのツールです。「ストーリーズ」を活用して、日々のクリニック運営の裏側の映像を提供することで、ユーザーの好奇心を刺激し、定期的にコンテンツをチェックする動機を与えます。

「ストーリーズ」は、日常のスナップショットや臨時のアップデートとして用いられることが多いです。 歯科医院の場合、スタッフの紹介や、新しい設備の導入情報などをシェアするのに適しています。

これらの機能を活用することで、患者や求職者への情報発信が促進され、ブランドの認知度や信頼性の向上が可能です。

3.グリッド投稿

「グリッド投稿」はインスタグラムでの投稿スタイルの1つで、特にビジュアルの効果を求める際に非常に効果的です。写真を複数に分割し、それぞれを個別に投稿することで、プロフィールページで全体を見ると一枚の大きな写真として閲覧することができます。

この方法は、歯科医院の施設内の風景や外観などの魅力を伝えたい場合に最適です。一つ一つの投稿はその一部を切り取った画像となりますが、プロフィールページで一覧として見ることで、全体としての美しい風景やデザインが浮かび上がってきます。

ユーザーがプロフィールページを訪れた際に、グリッド投稿による大きな画像を目にすることで、その施設やブランドの印象がより強く伝わります。

4.ジオタグ機能

「ジオタグ機能」は、インスタグラムの投稿に位置情報を追加することができる機能です。これによって、特定の場所やエリアにより関連する投稿を簡単に検索・閲覧することが可能となります。

投稿にジオタグを付けることで、その地域や近隣の歯科医院を検索した際に、歯科医院の投稿を簡単に見つけることができます。

5.インサイト機能

「インサイト機能」は、インスタグラム上でユーザーの行動やプロパティを数値で分析するツールです。この機能を使うには、一般のアカウントからプロアカウントに変更する必要があります。

インサイト機能を使うことでフォロワーの年齢や性別、地域などの属性情報、投稿ごとのリーチ、エンゲージメント(いいねやシェア、コメント数)などを確認できます。

これらのデータは、どのような投稿がフォロワーにとって魅力的なものであるかを理解するうえで非常に有益といえます。

歯科医院のインスタグラムの成功事例

ここからは、インスタグラムで集患に成功した歯科医院の事例を紹介します。

麻布十番矯正歯科室

麻布十番矯正歯科室は東京都港区にある歯科医院です。インスタグラムの活用例として、口腔内に関する豆知識や事例紹介に関する投稿です。

正しい舌のポジションや裏側矯正における虫歯リスクなどの情報提供が行われており、その情報量によって患者の信頼を集めています。また、歯科医院内でのスタッフの様子なども投稿されており、親近感を感じやすい点も魅力といえます。

参考:Dr. Kaori Kikuchi 麻布十番矯正歯科室(@kaori_kikuchi_dds)• Instagram photos and videos

歯科医院のインスタグラムの運用でよくある質問

歯科医院のインスタグラムの運用でよくある質問として「歯科医院がインスタグラムの運用で注意するべき点は?」が挙げられます。

インスタグラムを医療関連のプロモーションや情報提供の手段として利用する場合、医療広告ガイドラインの遵守は必須です。医療広告ガイドラインで禁止されている項目は以下の通りです。

  • 虚偽広告
  • 比較優良広告
  • 誇大広告
  • 患者などの主観に基づく治療内容や効果の体験談【新設】
  • 公序良俗に反する内容の広告
    • その他
  • 品位を損ねる内容の広告
  • 他法/他法令に関する広告ガイドラインに違反

医療広告ガイドラインに違反すると、6ヶ月以下の懲役、または最大30万円の罰則が課される可能性があるため、注意しなければなりません。

参考:医療法における病院等の広告規制について |厚生労働省

まとめ

本記事では、インスタグラムの特徴や活用するメリット、集患において知っておくべき機能について紹介しました。インスタグラムは、そのほかのSNSと連携することで、その拡散性を高めることができます。

また、定期的に投稿をつづけることで、インスタグラムのユーザーに自院の魅力をアピールすることができ、自院のブランディングの向上に効果を発揮します。ただし、情報を発信するだけでは、十分な効果が得られない可能性があります。なぜなら、インスタグラムの利用者は多く、ほかの歯科医院の投稿に埋もれてしまう可能性があるためです。

他院との差別化を図るためには、自院の魅力そのものを高める努力が必要であるといえます。クラウド歯科業務支援システムDENTISは、Web予約、オンライン診療、キャッシュレス決済、リコールといった機能により、他院との差別化を図ることが可能です。

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記事監修

歯科医師・歯学博士 株式会社メドレー政策渉外担当

青木 仁

東京医科歯科大学卒業後、歯科医師免許を取得。 研修歯科医時代は大学病院や診療所にて一般歯科および在宅歯科治療に従事。2008年から2021年まで厚生労働省にて勤務し、歯科保健医療に関する診療報酬改定・介護報酬改定・歯科口腔保健の推進等の政策の企画立案に従事。その他、医療介護の連携の推進や、新型インフルエンザ対策、新型コロナウイルス対策など多岐にわたる医療行政業務を担当。2015年から2023年にかけて大学院にてストレスと口腔の健康に関する研究を行い、論文を作成。2021年から2024年までPwCコンサルティングにて遠隔医療、感染症危機管理、歯科保健分野等の公共政策に従事。2024年から当社政策渉外を担当。

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