【歯科医院向け】歯科医院がSNSを運用すべき理由とは?各SNSの特徴や運用のポイントを紹介!
2023年10月16日
歯科医院でSNSを運用することは、集患や採用に大きな効果をもたらす可能性があります。しかし、どのSNSを使うべきか、どのように運用するべきか、どのような注意点があるかなど、わからないという方もおられるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、歯科医院がSNSを運用すべき理由とは何か、歯科医院におすすめのSNSや運用のポイント、注意点などを紹介します。
INDEX
- 歯科医院がSNSを運用すべき3つの理由
- 1.患者に自院のことを伝えて関係性を強化できる
- 2.採用につながる
- 3.コストを抑えて情報発信できる
- 歯科医院におすすめのSNS
- 1.LINE公式アカウント
- 2.Instagram
- 3.X(旧Twitter)
- 4.Facebook
- 歯科医院でSNSの運用を成功させる4つのポイント
- 1.運用の目的と方針を定める
- 2.有益で正確な情報を発信する
- 3.各SNSの特徴にあった運用をする
- 4.コンサルタントに相談する
- 歯科医院でSNSを運用する際の注意点
- 医療広告ガイドラインへの抵触に注意する
- 歯科医院のSNS運用でよくある2つの質問
- 【質問1】歯科医院のSNSでの具体的な活用方法は?
- 【質問2】歯科医院のSNS運用で炎上を避けるための対策は?
- まとめ
歯科医院がSNSを運用すべき3つの理由
歯科医院が、SNSを運用するべき理由を説明します。
1.患者に自院のことを伝えて関係性を強化できる
SNSは歯科医院から患者に情報を発信するツールです。歯科医院がSNSで自院のサービスや特徴、スタッフの紹介などを発信することで、患者の歯科医院に対する信頼感や親近感を高めます。
また、患者がSNSで歯科医院の投稿にいいねやコメントをしたり、自分の治療経験や感想をシェアすることで、歯科医院と患者との関係性を強化できます。
2.採用につながる
SNSは歯科医院にとって採用活動にも有効なツールです。歯科医院がSNSで自分たちの魅力や働く環境、求める人材像などを発信することで、求職者にアピールすることができます。
また、SNSで歯科医院のスタッフの声を紹介することで、歯科医院の雰囲気や評判を知ってもらうことができ、求職者に興味を持ってもらえるかもしれません。
3.コストを抑えて情報発信できる
SNSは低コストで多くの方に対して情報を発信することができるツールです。インターネット環境やスマートフォンなどのデバイスがあれば、誰でも簡単に利用することができます。
歯科医院は、自院の情報やメッセージをタイムリーに発信することが可能です。また、SNSは、検索エンジンや他のウェブサイトと連携しているため、歯科医院の情報が広く拡散される可能性があります。
歯科医院におすすめのSNS
歯科医院におすすめのSNSは、以下の4つです。
- LINE公式アカウント
- X(旧Twitter)
それぞれについて詳しく紹介します。
1.LINE公式アカウント
日本で最も利用されているコミュニケーションツールの一つであるLINEの事業者向けのサービスです。歯科医院でもLINE公式アカウントを開設して患者に情報を発信することができます。LINE公式アカウントの特徴としては以下が挙げられます。
- 無料で開設でき、自動返信機能があるので手間をかけずに運用ができます。
- 多くの人が毎日利用しているので、気軽に利用できます。
- 別途ツールを導入しリマインド機能を利用することで予約忘れや無断キャンセルを防止できます。
2.Instagram
Instagramは特に若い方に人気があり、画像と動画を中心としたSNSです。Instagramの特徴としては以下が挙げられます。
- 写真や動画を中心に投稿できるので、歯科医院の雰囲気や治療の事例、患者の声などを視覚的に伝えられます。
- ハッシュタグやジオタグなどの機能を活用することで、ターゲット層に合わせた投稿を行えます。地域や興味に応じたユーザーにリーチできます。
- インサイト機能を使うことで、投稿の効果やフォロワーの属性などを分析できます。投稿内容やタイミングなどを最適化できます。
3.X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は、メッセージ投稿を中心としたSNSです。他のユーザーのツイートを閲覧したり、いいねやリツイートなどの反応ができます。
X(旧Twitter)の特徴としては以下の通りです。
- 歯科医院の知識や経験をツイートすることで、潜在的な患者に自分の専門分野や治療方針を伝えられます。また、他の歯科医師や専門家との交流や情報共有もできます。
- 患者やフォロワーからの質問や感想に返信することで、コミュニケーションをとれます。
また、キャンペーンやイベントなどを告知することで、興味を持ってもらえます。 - 歯科医院のロゴやカラーなどを統一したデザインでツイートすることで、歯科医院のイメージを強化できます。また、ユニークなハッシュタグやキャッチフレーズなどを使うことで、歯科医院の特徴をアピールができます。
4.Facebook
Facebookは、ビジネスシーンを中心に使われているSNSです。Facebookの特徴としては以下が挙げられます。
- 無料で開設でき、自院の紹介ページやイベントページを作成できるため、患者に対して情報発信を行えます。
- コンテンツの自由度が高く、文字数や画像数の上限値が他のSNSと比べて高いため、
歯科医院の様子や治療事例、スタッフの紹介などを詳しく伝えられます。 - 実名登録が原則で、匿名のユーザーが少ないため、信頼性の高い情報交換やビジネスに活用しやすいです。
歯科医院でSNSの運用を成功させる4つのポイント
SNSの運用を、成功させるための4つのポイントを紹介します。
1.運用の目的と方針を定める
SNSの運用には、明確な目的と方針が必要です。歯科医院がSNSで何を達成したいのか、どんなメッセージを発信したいのか、どんなターゲット層にアプローチしたいのかなどを事前に考えておくことが重要です。
また、SNSの運用には、一貫性と継続性が求められます。歯科医院のブランドイメージを統一することや、定期的に投稿することなどを心がけることが必要です。
2.有益で正確な情報を発信する
SNSは、歯科医院の信頼性や専門性を高めるためのツールです。そのため、SNSで発信する情報は、有益で正確なことが求められます。
歯科医院が提供するサービスや特徴、口腔ケアの情報などは、患者や求職者にとって役立つものであり、医学的に正しいものでなければなりません。このような点に注意し、良質のコンテンツを配信することが重要です。
3.各SNSの特徴にあった運用をする
SNSには、さまざまな種類や特徴があります。
- FacebookやInstagramは写真や動画を中心に発信できる
- XやLINEはテキストやスタンプを中心に発信できる
- YouTubeやTikTokは動画を中心に発信できる
各SNSの利用者層には違いがあります。そのため、歯科医院は、自分たちが運用するSNSの特徴や利用者層に合わせて、発信する内容や形式を工夫することが求められます。
4.コンサルタントに相談する
SNSの運用は、専門的な知識や技術が必要な場合もあります。たとえば、SNSのアカウント作成や設定、投稿内容やスケジュールの企画、写真や動画の撮影や編集、効果測定や分析などです。
歯科医院では、これらの作業を自分たちで行うことが難しい場合もあるかもしれません。その場合は、SNSの運用に関するコンサルタントに相談することも一つの方法です。
コンサルタントは、歯科医院の目的や方針に沿って、最適なSNSの運用方法を提案してくれる可能性があります。
歯科医院でSNSを運用する際の注意点
歯科医院でSNSを運用する際の注意点として、医療広告ガイドラインへの抵触に注意することが挙げられます。
医療広告ガイドラインへの抵触に注意する
医療広告ガイドラインとは、医療法に基づいて厚生労働省が定めた、医療機関の広告に関する指針です。
以下のような広告は禁止されています。
- 虚偽広告
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 患者などの主観に基づく治療内容や効果の体験談【新設】
- 公序良俗に反する内容の広告
- その他
- 品位を損ねる内容の広告
- 他法/他法令に関する広告ガイドラインに違反
SNSは、医療法における「広告その他の医療を受ける者を誘引するための手段としての表示」として規制の対象となります。したがって、歯科医院がSNSで発信する情報も、医療広告ガイドラインに従って適切で正確であることが求められます。
もし、医療広告ガイドラインに違反する内容をSNSで発信した場合、行政指導や罰則の対象となる可能性があります。
参照:厚生労働省:医療法における病院等の広告規制について
歯科医院のSNS運用でよくある2つの質問
歯科医院のSNS運用で、よくある質問を2つ紹介します。
【質問1】歯科医院のSNSでの具体的な活用方法は?
SNSの活用方法には、以下のようなものがあります。
- 定期的に自院の魅力や情報を発信し、医院に興味をもってもらう
- タグづけや位置情報を活用して、近隣のユーザーに自院を認知してもらう
- 自院の診療内容やサービスを紹介し、他院との差別化を図る
SNSは歯科医院の集患やブランディングに有効なツールです。それぞれのSNSの機能を理解し、効果的に自院をアピールしてください。
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【質問2】歯科医院のSNS運用で炎上を避けるための対策は?
歯科医院のSNS運用で炎上を避けるための対策として、以下のようなことが挙げられます。
- 投稿内容や方針を事前に決める
- 不適切な投稿を避ける
- SNSに関するガイドラインを作成する
SNSは歯科医院の顔です。投稿内容や方針を決め、ガイドラインをスタッフに周知しておくことが求められます。SNSでのコミュニケーションを通じて、歯科医院の信頼性や魅力を高めてください。
まとめ
歯科医院がSNSを運用することで、患者のロイヤリティの強化や採用活動の促進、コスト削減などのメリットがあります。しかし、SNSの運用には、医療広告ガイドラインの遵守が不可欠です。
また、歯科医院でSNSを効果的に活用するためには、運用の目的と方針を明確にし、有益で正確な情報を発信することが求められています。特に、自院の診療内容やサービスをアピールすることができれば、集患につなげることが可能です。
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