歯科医院が電柱広告を利用する3つのメリット|種類や利用時の注意点、主なデザイン・規定を徹底解説!
2023年12月04日
電柱広告は、公道の電柱に設置する広告版を指しており、広告料を抑えて、地域における知名度やイメージアップを図りたい際に、おすすめの広告媒体です。
本記事では、電柱広告の種類や電柱広告を利用するメリット、電柱広告を利用する際の注意点について解説します。また、電柱広告を実施する際のステップについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
- 電柱広告とは?
- 電柱広告の種類は2つ
- 1.袖広告(掛広告)
- 2.巻広告
- 歯科医院が電柱広告を利用する3つのメリット
- 1.地域における知名度やイメージのアップにつながる
- 2.広告料を抑えやすい
- 3.道案内として大きな効果を発揮する
- 歯科医院が電柱広告を利用する際の注意点は3つ
- 1.効果の分析が難しい
- 2.医療広告ガイドラインに従う必要がある
- 3.掲載できる情報量が少ない
- 電柱広告 の費用相場
- 電柱広告を実施する際の流れは4ステップ
- 【ステップ1】電柱広告の外注先を選定する
- 【ステップ2】掲載希望場所や看板のデザインを決定する
- 【ステップ3】各自治体が定める法的手続きを行う
- 【ステップ4】看板を製作して取り付ける
- 【歯科医院向け】電柱広告の依頼先としておすすめの会社2選
- 1.ミツワ広告株式会社
- 2.表示灯株式会社
- 電柱広告の効果を高めるコツ
- まとめ
電柱広告とは?
電柱広告とは、公道上にある電柱に設置する金属製の広告板を指します。歩行者や車の運転手など、多くの人の目に留まりやすい位置にあるため、店舗への誘導やブランド認知拡大に非常に効果的です。
しかし、公道に設置されている電柱への広告出稿とあって、手続きが煩雑そうというイメージが先行しており、あまり積極的に利用されていないのが現状です。ところが、この広告はデザイン制作から設置、管理に至るまで、ワンストップで対応ができます。
歯科医院においても、検討から運用開始までの手間が少ない広告手法として、地域での認知度を高めたい場合に、電柱広告は非常に有効な手段といえます。
電柱広告の種類は2つ
次の電柱広告の種類について解説します。
- 袖広告(掛広告)
- 巻広告
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.袖広告(掛広告)
袖広告(掛広告)は、電柱広告の1種であり、電柱の高い位置から車道に向かって飛び出す形で設置します。サイズは約1,100mm×450mmとなっており、遠目からでも情報をキャッチしやすいのが特徴です。
この視認性の高さは、特に車道を走るドライバーに向けたメッセージ伝達に最適であり、車での来院が多い医院への交通誘導として利用される電柱広告です。
出典:ビズパ|電柱広告とは | 種類や効果、広告料金について
2.巻広告
巻広告とは、歩行者の目の高さに巻き付けられた電柱広告で、歩行者への強いインパクトを持ちます。サイズは通常1,500×330mmやショートタイプの1,200×360mmがあります。
歩行者の目線を引きやすいため、企業ロゴや商品名などの明確なメッセージが用いられるのが一般的です。流行のトレンドとして、QRコードを取り入れることで、歩行者がスマートフォンを用いて詳しい情報にアクセスすることも可能です。
このように、電柱広告はシンプルながら、クリエイティブな方法で情報を伝えるツールとして、歯科医院の宣伝活動に役立ちます。
歯科医院が電柱広告を利用する3つのメリット
次の歯科医院が電柱広告を利用するメリットについて解説します。
- 地域における知名度やイメージのアップにつながる
- 広告料を抑えやすい
- 道案内として大きな効果を発揮する
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.地域における知名度やイメージのアップにつながる
生活のなかで何度も通るルート上に歯科医院の電柱広告を設置すれば、その存在は無意識のうちに記憶に刻まれます。このように、電柱広告は地域に密着した広告手法のため、地域の歯科医院として、知名度が高くなる効果が期待できます。
さらに、診療に関する情報を掲載することで、地域の患者にサービス内容も伝えることが可能です。地域に根ざして、長期的な繁栄を目指す歯科医院にとって、電柱広告は強力な武器といえます。
2.広告料を抑えやすい
歯科医院の運営には多くのコストがかかります。治療器具や設備投資、人件費など、さまざまな出費が発生するなかで、宣伝広告にかける予算をどう絞り込むかが重要です。
オフライン広告の中で電柱広告の設置・管理コストは、大型ビルボードやテレビCMなどに比べコストが低く、地域に特化した広告手段として非常に魅力的な選択肢であると言えます。
3.道案内として大きな効果を発揮する
わかりやすい道案内は、患者に医院の場所を知ってもらうためのよいアピールとなり、クリニックへのアクセスを向上させる要素となります。特に、電柱広告を一定の間隔で複数設置することにより、新規患者を呼び込む有益な手段となります。
また、電柱広告の内容に、医院の名前やロゴだけでなく、明確な位置情報や距離を入れることで、歩行者やドライバーへの道案内としての価値をさらに高めることが可能です。
歯科医院が電柱広告を利用する際の注意点は3つ
- 効果の分析が難しい
- 医療広告ガイドラインに従う必要がある
- 掲載できる情報量が少ない
上記が注意点です。それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.効果の分析が難しい
電柱広告には、広告効果の測定が難しいという特徴があります。インターネット広告とは異なり、閲覧者の属性や実際に何人が広告を見たのか把握するのは困難です。
そのため、効果的な分析手法の実施が難しいといえます。歯科医院で電柱広告を利用する場合は、この点を踏まえて、どういった目標を持って電柱広告を利用するか、事前にしっかりと決める必要があります。
2.医療広告ガイドラインに従う必要がある
歯科医院で電柱広告を利用する場合、医療広告ガイドラインを遵守しなければなりません。
広告表現として禁止されている内容を理解し、違反にならないように注意しましょう。なお、医療広告ガイドラインにて、禁止されている広告表現は以下の通りです。
- 虚偽広告
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 患者などの主観に基づく治療内容や効果の体験談【新設】
- 公序良俗に反する内容の広告
- その他
- 品位を損ねる内容の広告
- 他法/他法令に関する広告ガイドラインに違反
患者に対して不正確な情報を提供する行為は禁止されています。また、ほかの歯科医院と比較し、自院の優位性を示すような広告も禁止されているため、医療広告ガイドラインの内容を正しく理解しなければなりません。
3.掲載できる情報量が少ない
電柱広告の利用は、デジタル広告やウェブサイトとは異なり、情報量に制限があります。具体的には、病院名、電話番号、位置情報程度の情報しか掲載できません。
患者は、事前に歯科医院の詳細情報を知りたいと考えているため、少しの情報で病院を選ぶ人は少ないといえます。このような場合に、広告にQRコードを設置し、医院の詳細情報にアクセスできるようにしておくことで、患者に興味を持ってもらうことが可能です。
さらに、Web予約画面にアクセスできるようにしておけば、電柱広告からの予約が期待できます。
クラウド歯科業務支援システムDentisは、Web予約、オンライン診療、キャッシュレス決済、リコールといった機能により、他院との差別化を図ることが可能です。
電柱広告の費用相場
電柱広告の費用は、主に「看板製作費」、「広告料金」、そして「各種法的手続きの費用」となります。看板製作費は、業者によって異なるものの、1〜2万円程度が相場です。
ただし、掛広告の場合は、高所への設置になるため追加の設置費が必要です。また、デザインもオーダーメイドの場合に追加費用が発生します。
広告料金も業者によって異なりますが、東京都23区内の一般相場で、月額3,300〜6,000円、地方都市では2,000〜2,800円程度となることが多いです。
このように、電柱広告の大きな魅力として、ほかの広告媒体に比べて手頃な価格で広告の掲載ができる点があります。
電柱広告を実施する際の流れは4ステップ
- 【ステップ1】電柱広告の外注先を選定する
- 【ステップ2】掲載希望場所や看板のデザインを決定する
- 【ステップ3】各自治体が定める法的手続きを行う
- 【ステップ4】看板の製作して取り付ける
広告実施までの流れは上記の通りです。それぞれについて詳しくみていきましょう。
【ステップ1】電柱広告の外注先を選定する
電柱広告を利用するにあたって、最初のステップは外注先の検討です。このステップで特に重要となるのは、広告を出稿する場所と契約期間の確認です。
広告を出す場所については、特定のエリアや目的に応じて選ばれます。たとえば、歯科医院が地域密着型のサービスを提供している場合、その周辺の電柱を選択するのが効果的です。この点に考慮し、広告を出稿したいエリアに対応する広告会社を選定する必要があります。
次に、契約期間に関しては、広告の種類によっても出稿する期間が異なるため、契約期間については必ず把握しておきましょう。さらに、期待していた効果が得られなかった場合のことも考えると、最低契約期間の有無や中途解約の可否もチェックしておくと安心です。
【ステップ2】掲載希望場所や看板のデザインを決定する
掲載希望場所は、患者の動線を考慮して選ぶ必要があります。たとえば、学校や駅の近く、主要な商店街など人の往来が多い場所は、広告の掲載場所として効果的です。
ただし、このような場所の電柱はすでにほかの広告で埋められている可能性があるため、設置が難しい場合もあります。業者と上手く連携し、希望設置場所を確保できるように調整が必要です。
次に、看板のデザインは、歯科医院のブランドや特色を効果的に伝える要素となります。色使いや文字の大きさ、そして掲載する情報の選定には十分な注意を払いましょう。情報が多すぎると視認性が低くなるため、必要最小限の情報と、印象に残るデザインを心がけることが大切です。
また、取扱業者は法的観点から最適なデザインのアドバイスもしてくれるため、その意見も参考にしながら、最終的なデザインを決定しましょう。
【ステップ3】各自治体が定める法的手続きを行う
電柱広告を掲載する手続きは、自治体ごとに異なる場合があるため、詳細は取扱業者との連携が必要です。これらの情報は正確であることが求められるため、取扱業者への内容確認は丁寧に行いましょう。
基本的には、取扱業者が法的手続きを代行してくれることが一般的ですが、契約者としての責任を忘れずに、申請内容や期間、費用等をしっかりと確認しておくことが大切です。
【ステップ4】看板を製作して取り付ける
電柱広告のデザインが固まったら、専門の印刷業者が広告を印刷します。取り付け作業は、看板のサイズや形状、そして選んだ電柱の位置や高さに応じて、専門業者によって慎重に行われます。
歯科医院としてのメッセージが正確に伝わるよう、最適な位置に設置することが大切です。看板の製作や取り付けを依頼する際には、期間や料金、デザインの確認など、事前の打ち合わせをしっかりと行いましょう。
【歯科医院向け】電柱広告の依頼先としておすすめの会社2選
次に歯科医院向けの電柱広告の依頼先としておすすめの会社を紹介します。
- ミツワ広告
- 表示灯
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.ミツワ広告株式会社
参考:ミツワ広告
ミツワ広告株式会社は、新規開業の医療機関のサイン広告作成において、年間120件以上の実績を誇る大阪の企業です。病院やクリニック、薬局といった医療関連施設の看板制作・施工では関西エリアトップクラスの実績があります。
特徴としては、病院やクリニックの開業にあたって、要望を踏まえたうえでオリジナルのロゴマークを制作し、交通広告や紙媒体への出稿をトータルにサポートしている点です。
さらに、薬機法にも精通しているため、広告出稿にあたって行政指導などを受けたりする心配もなく、安心して電柱広告の製作を依頼できる企業といえます。
2.表示灯株式会社
参考:表示灯株式会社
表示灯株式会社は1967年に創業し、いつの時代も「道を表し示す灯になりたい」を企業ビジョンとし、駅周辺案内図「ナビタ」の設置および管理、トータルサイン事業、Googleビジネスプロフィール管理代行サービスなど総合広告事業を展開しています。
電柱広告では、誘導訴求を目的とした設置エリアに絞ったスポット展開から、通行量の多い場所をねらったブランディング訴求など、エリアのセグメント、広告サイズ、掲載期間、予算にあわせたトータルのサポートが可能です。
電柱広告の効果を高めるコツ
電柱広告の効果を最大限に引き出すためには、その特性を理解し、適切な戦略を立てることが重要です。もし、医院が珍しい場所や分かりにくい場所にある場合、電柱広告はナビゲーションとしての役割を果たすことができます。
また、エリア内での電柱広告の独占は非常に効果があり、駅から歯科医院までの経路や近隣に複数の電柱広告を設置することで、集中的なブランディングが実現し、潜在的に患者の記憶に残る可能性があります。
このように、電柱広告は効果的な位置やデザインによって、歯科医院の集客やブランドの強化に貢献するツールとなるのです。
まとめ
この記事では、電柱広告の種類や利用するメリット、電柱広告を利用する際の注意点、電柱広告を実施する際のステップについて解説しました。
電柱広告の利用は、情報量に制限があるため、病院名、電話番号、位置情報程度の情報しか掲載できない点に注意が必要です。これらを踏まえて、効果的に医院をアピールするには、QRコードを設置するのがおすすめです。
Web予約画面にアクセスできるようにすることで、電柱広告からの予約が期待できます。
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