「歯科従事者とエンジニア・デザイナーが近い距離で協力する」Dentisが製品開発で大切にしていることを紹介

「歯科従事者とエンジニア・デザイナーが近い距離で協力する」Dentisが製品開発で大切にしていることを紹介

2023年01月25日

2022年1月にリリースしたDentisも、1周年を迎えました。そこで今回はあらためて「Dentisがどういった理念にもとづいて歯科業務支援システムを開発しているのか」について紹介します。

Dentisの製品開発の大きな特徴は「歯科従事者と一緒につくる」という点です。

「歯科経験者と一緒につくる」Dentisの開発体制



Dentisのメンバーは多種多様です。ディレクター、エンジニア、営業担当者のほか、現役の歯科医師が同じオフィスで隣りあって仕事をしています。また歯科医師だけでなく、元歯科助手や元歯科衛生士といったメンバーが在籍しています。「エンジニアと歯科従事者が、話し合いながら開発に取り組む」という光景がもはや日常的です。

機能開発の際には、必ず「歯科領域が抱える課題」をベースに企画をしています。その際に「歯科経験者が現場目線でみて、その課題が本当に存在するか」、また「完成した機能が課題を解決しうるか」を確認したうえで開発に取り掛かります。

また完成しても、いきなりパーフェクトな機能を揃えることはできません。不十分な点がありますので、適宜、導入医院の方に使っていただき、積極的にフィードバックを吸収しながら改善をしています。

このようにDentisが徹底して重視しているのが「現場の感触」です。開発エンジニアやディレクターはもちろん歯科知識を持ち合わせていますが、開発畑の人間だけで機能をつくるようなことはしません。常に現場と寄り添うことで、はじめて"使ってもらえる機能"となると思います。

歯科の歴史に敬意を払いながら改革を起こすこと

Dentisの開発チームは、Dentisを通して歯科領域のDXに臨んでいます。

歯科分野は国のレギュレーションなどによって使用できるシステムに限りがあったこともあり、これまで市場自体がデジタル活用に遅れを取っていました。そんななか「どうすれば業務を効率化できる環境を整備できるのか」といった課題が複雑化されたまま、今日まで進んできました。

しかし、そんな歴史は歯科の重要な資産です。歯科医院は長らくこうしたオペレーションで進んできました。私たちはそこに対して「新しいシステムで業務内容をガラッと変えられる」などとは思っていません。むしろ「急にまったく新しい製品を提供する」のは間違ったやり方だと考えています。まずは歯科業務をきちんと理解し、歯科現場の「当たり前」を尊重することが重要です。

そのうえで、これまでの歴史の良い部分を引き継ぎ、効率化できる部分は効率化しながら、これまでより楽に仕事ができる現場づくりをサポートできたら、と考えています。

歯科のプロと開発のプロが協力することの大切さ

だからこそ、常に歯科従事者の方と対話をすることが大切だと感じ、歯科従事者の方と一緒に製品開発をしています。歯科医師の方々はITツールの専門知識は少ないです。しかし現場での歯科業務の大変さは日々、肌で感じていらっしゃいますし「こういう機能があったら嬉しいな」という感覚は日々感じておられると思います。

一方でエンジニアやディレクターは開発に関する知識や技術は豊富にあります。しかし歯科現場に出たことはなく「効率化すべき業務」を身を持って感じることは不可能です。

こうした双方の凹凸を協力して埋め合うことで、長く愛されるシステムを確立できると考えています。

Dentisが行き着いた歯科DXのゴールは「オール・イン・ワン」

そんな歯科現場の課題と向き合ってきたDentisは「DXを実現し働き方を改善するためには、歯科業務すべてを網羅したシステムを開発する必要がある」というゴールにたどり着きました。

歯科業界ではさまざまなシステムが提供されていますが、ほとんどが「電子カルテ」「レセコン」「予約管理」など、ある一部に絞った機能しか搭載していません。しかし歯科業務は予約、問診、診療、カルテ記入、決済……と、一連の流れで構築されています。

その一部のみをデジタル化しても、それ以外の業務とのギャップが生まれてしまうため、業務効率化につながるとはいえません。むしろ一部業務のオペレーションをいちから作り直さなくてはならず、忙しくなってしまうこともあります。例えば電子カルテだけを導入しても、予約で電話を使い、問診で紙を使い、リコールのためにハガキを書かなくてはいけません。

これでは一日の業務で、さまざまなツールを使わなくてはいけませんので、逆に業務が複雑になってしまいます。

その点、すべてをパッケージングしたDentisを使うことで「患者情報」が1つのシステムにまとまるため、シームレスに業務を進めることができます。業務中はタブレットやスマホでDentis一つを確認しながら進めることが可能です。また複数のシステムを契約する費用も削減できます。


Dentisの理念に共感してくださるアンバサダーの方を募集

今後もDentisは、常に歯科従事者の方のご意見を頂きながら製品開発を続けていこうと考えています。

そのうえで、一緒にDentisを育てていただけるアンバサダーの方を募集中です。気になる方は、ぜひご相談ください。まずはお気軽に情報交換をさせていただきたく思います。

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